京阪電気鉄道は20日、京阪本線・鴨東線・中之島線を走行する5000系の誕生50周年にあたり、中之島駅で「5000系誕生50周年記念イベント」を開催する。あわせて5000系の5扉運用に関して、1月29日をもって終了することも発表された。

  • 京阪電気鉄道の5000系。5扉運用は来年1月29日をもって終了する

5000系は1970(昭和45)年12月に運転開始した片側5扉の車両。ラッシュ時に5扉すべてを使用することで乗降をスムーズにし、それ以外の時間帯には2扉を締め切り、扉上部に格納していた座席を下降させることで、座席数を増やすことができる。京阪本線・鴨東線・中之島線で運用されてきたが、2021年1月のダイヤ変更にともない、1月29日をもって5扉運用を終了することが決まった。

中之島駅で12月20日に開催される「5000系誕生50周年記念イベント」では、11~15時に駅コンコースで新商品の「5000系誕生50周年記念ラッシュ用ドアマグネット」(500円)、「5000系誕生50周年記念マスキングテープ」(500円)をはじめとしたオリジナルグッズの販売会を行う。

  • 座席を格納した様子

  • 座席を下降している様子

  • 座席を完全に下降した様子

駅ホームでは、座席昇降の実演を見ることができる「5000系座席昇降実演観覧会」を12時30分から15時まで計4回実施。ホームから誰でも自由に見学でき、「e-kenetマーケット」での事前申込(1,000円)により、展示車内内から見ることもできる。申込み期間は12月9日9時から12月13日23時59分までとなっている。

その他、12月20日から「5000系誕生50周年記念スタンプラリー」も実施(期間は2021年1月24日まで)。京阪線4駅に設置した記念スタンプを集めると、達成賞としてオリジナルマスクケースが進呈される。スタンプの設置駅は京橋駅(駅事務室前)、萱島駅(西改札口前)、淀駅(中央改札口前)、出町柳駅(叡電口改札口前)。4駅とも改札外に設置される。

  • 5000系誕生50周年記念の特製ヘッドマーク(イメージ)

5000系誕生50周年を記念し、全編成に特製ヘッドマークも掲出。京阪本線・鴨東線・中之島線で運行され、2021年1月24日まで掲出予定となっている。