女優の鈴木保奈美がこのほど、日本テレビ系ドラマ『35歳の少女』(毎週土曜22:00~)のクランクアップを迎えた。最終話は、12日に放送される。

  • 鈴木保奈美=日本テレビ提供

不慮の事故で眠ってしまった娘・望美(柴咲コウ)を25年間献身的に介護し、奇跡的に目覚めさせた、母・多恵を演じた鈴木。笑わない鉄仮面のような表情が多かった劇中とは違い、ホッとしたやわらかな表情と満面の笑みでクランクアップした。

スタッフからのオールアップの声が聞こえた瞬間、大きくお辞儀をした後、両手をあげて喜びをいっぱいに表した鈴木。

このドラマへの出演が決まった際、「大好きなドラマがいくつもある、遊川作品。お話をいただいたときは本当にうれしかったのです。が、見ると演るとは大違い。大変です。自分を鍛え直す場を与えられたことに感謝して、まっさらな気持ちで挑みます」と気持ちを語っていたが、クランクアップ後の第一声も「大変でした(笑)」だった。

「一番はじめに日本テレビでリハーサルを行った日、大きく落ち込んで帰りました。どうしよう、これは大変だと思って、たくさん考えた3か月でした」と打ち明け、「最後までたどりつけたのかどうか、でもなんとか対岸まできたかなーと。それもこれもスタッフ、共演者のみなさまのおかげです。ありがとうございました」と感謝。

「そして何より、望美ちゃんは、体力的にも、精神的にも、本当に大変な役だったと思います。彼女の頑張る姿を見て、私もとても勉強になりました」と感心し、「この大変な年に、ものすごい作品に参加することができました。みなさまに感謝します。ご縁に感謝します。ありがとうございました」とあいさつした。

なお、Huluオリジナルストーリー『25年前のあなたへ』では、望美の妹・愛美(橋本愛)が主人公の「魔法のクレヨン」が配信されている。