ビズヒッツは11月25日、「初めての転職に関する意識調査」の結果を発表した。調査は11月8日~20日、20代のときに初めての転職を経験した全国の男女554名(女性350名/男性193名/未回答11名)を対象にインターネットで行われた。

  • 20代の転職理由

    20代の転職理由

転職理由を聞いたところ、「待遇・労働環境への不満」(175人)が断トツのトップに。「残業が多い」「休みが取れない」「給料が少ない」といった理由から、もっと条件のよい会社を求めて転職を決意する人が多いよう。

続く2位は「人間関係」(97人)。大声で怒鳴られる、無視、いやみなどのパワハラやモラハラがひどく、耐えられなくなったという人や、上司との関係悪化により居づらくなった人も。セクハラが理由の女性も見受けられた。

以下、「仕事が合わない/望んだ仕事ではない」(96人)、「スキルアップ/新しい仕事への挑戦」(84人)、「解雇/倒産/業績悪化」(43人)と続き、総じて、20代前半は、今の待遇や環境、仕事内容、人間関係に不満があり、もっと良い条件や自分に合った環境で働きたいという思いが強い傾向に。

一方、20代後半になると、スキルアップや新しい仕事への挑戦を目的に転職をする人が一気に増加。また、結婚や配偶者の転勤など、ライフスタイルの変化を理由に転職する人も増えていく傾向が見られた。

  • 20代の転職で失敗したこと

    20代の転職で失敗したこと

次に、初めての転職で失敗したことを教えてもらったところ、「転職先のリサーチが足りなかった」(98人)が最多に。入社後に、「成績のノルマがあることやシフト制であることを知った」「社風や給与体制、昇進、有給の取得など細かな条件を確認していなかった」など、想像していた仕事内容や職場環境とのミスマッチを感じた人が多かった。

続いて多かったのが、「もっと他の会社と比較検討すればよかった」(77人)という声。収入が途絶えることやブランクができることへの恐怖から、最初に内定を頂いた企業に即決してしまったなど、焦りによる失敗談が目立つ結果に。

3番目に多かったのが、「前の会社より労働環境が悪くなった」(76人)という声。いざ入社してみると、残業や休日出勤が当たり前の会社だった、パワハラが横行していたなど、前の会社よりも労働環境が悪くなってしまった人も多かった。