エンワールド・ジャパンは11月4日、「コロナ禍における転職のきっかけ」に関する調査結果を発表した。調査は9月30日~10月4日、同社サービスに登録する年収800万円以上のグローバル人材外資系および日経グローバル企業の正社員1,004名(外資系企業社員54%、日系企業46%)を対象にインターネットで行われた。

  • 転職を考え始めた理由

    転職を考え始めた理由

調査によると、8割超の人が「1カ月~1年以内に転職したい」(33%)あるいは「良い条件の仕事があればいつでも転職を検討したい」(49%)と回答。そのうち12%の人が「新型コロナの流行がきっかけで転職を検討し始めた」ことがわかった。

転職を考え始めた理由を聞いたところ、新型コロナの流行がきっかけで転職を検討し始めた人は、「会社の将来への不安」(46%)が最多となり、新型コロナの流行前から転職を検討していた人の33%を13ポイント上回る結果に。新型コロナの流行前から転職を検討していた人の場合では、「キャリアアップ」(54%)が最多となった。

  • 転職を考える上で不安に感じること

    転職を考える上で不安に感じること

次に、転職を考える上で不安に感じることを聞いたところ、転職検討時期にかかわらず「現在の年齢」(新型コロナの流行がきっかけで転職を検討:71%、流行前から転職を検討:66%)が圧倒的多数に。

次いで、新型コロナの流行がきっかけで転職を検討した人は「過去の転職回数」(43%)、「希望する仕事の求人があるか」(35%)と続き、新型コロナの流行前から転職を検討していた人の場合では、「自分の経験・スキルに市場の需要があるか」(39%)、「希望する仕事の求人があるか」(38%)と続いた。

また、転職で実現したいことを教えてもらったところ、転職時期にかかわらず「キャリアアップ」(新型コロナの流行がきっかけで転職を検討:48%、流行前から転職を検討:62%)、「スキルアップ」(同43%、49%)、「給与・報酬を上げたい」(同42%、58%)が上位にあがった。