俳優の中村倫也が、「第49回ベストドレッサー賞」の芸能部門に選出され25日、都内で行われた授賞式に登壇した。
ファッション産業界の発展と各界の文化交流を目的に、政治、経済、学術、文化、芸能、スポーツなどの各分野で時代をリードする著名人に贈る同賞。
光沢のあるスーツ姿で登場した中村は、「歴史あるとても光栄な賞をにいただき、本当にうれしく思います。ありがとうございます」と感謝。「華やかな場でして、ちょっと光沢を。らしくなく光沢を散りばめまして着させていただいております」と衣装について説明した。
そして、「役によって、作品によって、シーンによって違う服を着るんですけど、昔はパーカーだったりダメージジーンズだったのが、気づくとスーツが増えているなと思います」と話し、「(スーツは)好きですよ。ちょっと背筋が伸びると言いますか、へらへらしゃべっていますが、これでも背筋が伸びているんです。へへへ」と笑った。
買い物は好きか聞かれると、「1人で歩くのが好きで、今日も昼間30分くらい1人で歩いていたんですけど、その一環で店とか巡るの楽しいですね」と答え、「行ったことない道が好きなんです。知らない道、知らない曲がり角……知らないブロック塀が好きです」と散歩の楽しさを伝えた。
街を歩いていても全く気づかれないそうで、「全然ですよ。オーラ0人間なので。この1年、街歩いて気づかれてないですね。だからたぶん、僕ここにふさわしくないかもしれないです」と笑いを誘った。
なお、フリーアナウンサー・女優の田中みな実も芸能部門を受賞。そのほか、政治・経済部門に伊藤忠商事代表取締役社長COOの鈴木善久氏、学術・文化部門に日本舞踏尾上流四代家元の尾上菊之丞、スポーツ部門にプロeスポーツ選手のときどが選出された。