読売テレビ・日本テレビ系ドラマ『極主夫道』(毎週日曜22:30~)で、純喫茶でアルバイトする女子大生を演じる女優の玉城ティナ。物怖じしない性格で、玉木宏演じる龍のような強面の客にもごく普通に接する姿に、SNSでは「めっちゃいいキャラ」「いい味出してる」と評判だ。
実は、今作がゴールデン・プライム帯の連ドラ初レギュラー。昨年末には「報知映画賞」で新人賞に輝き、今年は月9初出演、連ドラ主演と、着実にステップアップしている印象だが、本人の実感は――。
■“物事は最短でいきたい”考え方に共感
『極主夫道』で演じる大前ゆかりについて、「コメディにあまり触れてこなかったので、自分の中では珍しい役柄なんですが、ウジウジしないで“物事は最短でいきたい”という考え方は共感できますね」と語る玉城。
原作にないドラマオリジナルの役だが、「龍さんがパフェを食べる喫茶店を原作から思い描いていたので、その場所にゆかりがいたらどんな会話をするんだろうと、想像しやすかったですね」という。劇中では「ヤバみ」といった若者言葉を発するなど、「面白がってやっています(笑)」と楽しんで演じているようだ。
反響を聞くと、「1話ではワンシーンだけだったんですけど、ネット上でも『たまちゃんがこういう役をやるのは意外』とか言ってもらえて、このキャラクターに期待してもらっているのをすごく感じることができたので、ありがたいなと思ってます」と感謝した。
瑠東東一郎監督からは「衣装合わせのときに『今っぽい感じで、何も恐れない女子大生』というベースは共有できているので、あとは『玉城さんのやりやすいように』という感じで、わりと任せてもらっています」とのこと。
現場では「監督は声が大きい方なので、カットをかける前に笑っているのが聞こえてくるんですけど、コメディなので笑っていただいたほうがうれしいです」といい、「演者もやりながらちょっと笑っちゃうところが出てくるので、そういうリアル感を楽しんでもらえれば」と呼びかけた。
■予想外のアドリブに「ドキドキ」
また、志尊淳が「玉城ティナが、玉木さんは何もしてないのにずっと笑ってたんです(笑)」と暴露していたが、その真意を確認すると「あのシーンはちょっとヤバかったですね(笑)」と苦笑い。
「急に玉木さんが龍を演じていることが、なんか面白くなってきちゃったんです。見慣れているはずなんですけど、関西弁にパッと切り替わっていくところとかが、なんかかわいいと思っちゃって、笑ってしまいました(笑)。失礼だなと思って、玉木さんに『ごめんなさい、なんか今日すごく面白くなっちゃって…』って謝ったら、『なんでだ(笑)』と言われてしまいました(笑)」
第1話では、玉木と竹中直人の掛け合いシーンに立ち会っていた玉城だが、2人からはかなりアドリブが飛び交っていたそうで、「人間は予想していることに対しては我慢できると思うんですけど、この現場では予想してないところからきちゃうので、ドキドキしながら笑わないように頑張っています(笑)」と、特殊な緊張感で臨んでいる。
今後の役の見どころについては、「ゆかりが龍さんのインスタをチェックして、そこから物語がどんどん動いていきます」と予告。さらに、「志尊さん演じる雅とゆかりがどうなっていくのか。これからどんどん成長していくキャラクターだと思っているので、そこにも注目してもらえればと思います」と話した。