JR北海道とJR東日本は、「北海道新幹線5周年キャンペーン」を12月1日から実施する。2021年9月30日までの期間中、ポスターやウェブを用いたプロモーション展開、観光型MaaSの実証実験などに取り組む。

  • 「北海道新幹線5周年キャンペーン」が12月1日からスタート

キャンペーンに合わせ、JR北海道とJR東日本でそれぞれポスターを制作。北海道新幹線がつなぐ各地の人々にスポットを当て、旅情感を演出した図案になる予定で、北海道・東北・首都圏などで約3カ月ごとに新しいポスターを追加制作し、両社4種類、計8種類のポスターを順次展開する。ポスターのビジュアルをデザインした特設サイトも制作し、12月1日から両社で公開する。

JR北海道初の試みとして、キャンペーンのTwitter公式アカウント「@jrhokkaido_h5」も開設。北海道新幹線の商品情報や沿線の観光情報など発信するほか、5周年記念映像の素材に使うための写真募集(2020年12月1日から2021年2月26日まで)、北海道新幹線に関する「お題」に挑戦する「北海道新幹線大喜利」(2021年3~8月)などの取組みを行う。

抽選で合計555名に賞品が当たるプレゼントキャンペーンも12月1日から開催。2021年2月19日までの期間中、「新幹線eチケット」を使って八戸~新函館北斗間の新幹線停車駅を発駅または着駅とする東北・北海道新幹線を利用し、JR東日本キャンペーン特設サイト内のプレゼント応募フォームからエントリーすると、抽選でびゅう旅行商品や青函圏の特産品が当たる。

2021年の4月1日から9月30日まで、道南エリアの周遊促進を目的とした観光型MaaS「道南MaaS」の実証実験を北海道渡島・檜山館内で実施する。おもなサービスとして、おすすめ観光スポットの紹介、経路検索機能、デジタルフリーパスの発売、スマートフォンの画面提示による乗降や特典の提供などを予定しており、詳細は決まり次第、発表される。この実証実験は、JR北海道がJR東日本のMaaSプラットフォーム「モビリティ・リンケージ・プラットフォーム」を活用して行う。