仕事をするにあたり、正確な情報を多く持てるかで、成功、失敗の分かれ道ともいえるでしょう。このため、多くのビジネスパーソンが情報収集を重要視し、最適な方法を模索しています。

特に仕事の生産性を求められる昨今、できるだけ短時間で多くの情報を集めたいという声もよく聞きます。しかし、本当に大切なことを見失っていませんか? 先日、情報収集に関するツイートが投稿され、多くの注目を集めていたので紹介します。

  • 情報収集を適切にできていますか? ※画像はイメージ

投稿したのは、外資系企業で働きながら、仕事の生産性を上げるノウハウを発信している、カモシカ@ビジネスハック(@kamoshika_en)さん。その投稿内容とは……。

考えなしの情報収集をやめたら人生変わった!
・必要な時に必要なだけ
・ひとつの媒体に依存しない
・アウトプット前提のインプット
・1時間で56%、24時間で74%忘れる
人は知識よりも答えがほしいもの。
もう何となく役立ちそうという理由のインプットはやめよう。(@kamoshika_en)より引用

情報収集の目的を見失っていないか? など、忘れがちな点を改めて気付かせるツイートには、「なんとなくな情報収集、確かに多いです。意識してなかったかも」「とりあえず今後のために広めに情報収集しておこうという考えでやると、結局その情報が必要になった時に忘れてしまっているとかもありますもんね」「インプットする情報の取捨選択というより断捨離でしょうか 本当にやるべきことに一点集中するためにも必要なことですね!」など、多くの共感や感謝の声があがっていました。

情報収集で注意したいこと

日系企業以上に、日々成果を求められる外資系企業で働くカモシカさん。成果を求めて自分を追い込みがちな若手ビジネスパーソンに向けて、少しアドバイスを頂きました。

――本当に必要な情報だけインプットするのが大切だからこそ、「1時間で56%、24時間で74%忘れる」というツイートになったのでしょうか?

カモシカさん: 「人間は忘れる」前提で情報収集する。忘れないための方法を考える。という意味ですね。僕自身、頑張ってインプットしても大体が記憶に残りません(笑)。

――自身、他に注意していることは何でしょうか?

カモシカさん: 誰から、どんな媒体で、何次情報なのかも大切ですね。

一般的に、情報は「自身が情報ソース」の一次情報、「人から聞いた」二次情報、「情報ソースが不明」な三次情報と区分されます。こうした情報の質は見極めが重要なのでしょう。

――それ以外にもありますか?

カモシカさん: 情報の鮮度が落ちるほど、ノイズが混ざり価値も低下すると思います。できるだけ、鮮度の高い情報を得るよう意識しています。あと、どんな書き方、話し方、キャッチコピーなどなど、内容に関係なく「情報の見せ方」も仕事で生かせる場面は多いので、気にしています。


若手社会人の皆さん、今回紹介した情報収集時のポイントに注意して、仕事の成果を上げてみませんか?