ジェイックは10月26日、上場および非上場企業の人事責任者・担当者を対象とした「若手社員(20代/新卒含まず)の育成実態と課題」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査期間は2020年8月14~27日、有効回答は200人。

期待していること、1位「失敗を恐れずに挑戦すること」

  • 若手社員に期待していること

若手社員に期待していることを聞くと、「失敗を恐れずに挑戦すること」(60.9%)がトップ。以下、2位「業務に必要なスキル・知識を早期に習得すること」(49.5%)、3位「何があってもあきらめずにやりきること」(46.4%)、4位「任された仕事を確実に進行すること」(42.7%)、5位「何事も率先して真剣に取り組むこと」(41.8%)と続いた。

若手社員の特徴・傾向について尋ねると、「そう思わない」と答えた人数が多かったのは、「打たれ強い」(121人)、「応用がきく」(92人)、「日本語力・一般常識が高い」(72人)の3項目だった。

一方、「そう思う」との回答が最も多かったのは、「空気を読み、周囲に合わせることができる」(73人)で、若手社員は協調性があることを示唆する結果となった。また「貢献意欲が高い」に関しては、「そう思う」が55人、「そう思わない」が51人と、二極化していることが明らかになった。

同調査では今回の結果を受けて、「若手社員には、『打たれ弱さを克服し、柔軟な発想で失敗を恐れずに挑戦すること』が求められている」と分析している。