リ・カレントは6月12日、「2020年度最新若手意識調査」を発表した。調査は2020年4月、全国の20代若手社員1,000人対象にインターネットで行われた。

調査結果は以下の通り。まず「自分の仕事観=『自分はなんのために働くのか(仕事において譲れないもの・価値観)』を持っているか」尋ねると、回答者全体・働く若手社員どちらも、「語れるほどではないが持っている」が最も多く、「誰かに語れる明確な形で持っている」は最も少ない結果だった。

  • 自分の仕事観=「自分はなんのために働くのか(仕事において譲れないもの・価値観)」を持っているか

そして、「自身の仕事観を『持っていない』『固まっていない』と回答した理由」を聞いたところ、「仕事観とは何かそもそもよく分からない」が最も多く、次いで「考える必要性を感じていない/なかった」という回答が多かった。

  • 自身の仕事観を「持っていない」「固まっていない」と回答した理由」

続いて、「仕事内容や進め方に関する上司の指示が理解できない時に取る行動」を聞いてみると、若手社員は「『なぜこのようにするのですか?』と上司に理由を聞く」(43.9%)、「上司に直接ではなく、職場の先輩に『なぜこのようにするのでしょうか?」と質問し、理解を深めようとする」(43.6%)、「理解できていない部分があるので、仕事を進めない」(11.1%)、「その他」(1.4%)という結果だった。

  • 仕事内容や進め方に関する上司の指示が理解できない時に取る行動

さらに、「中・長期的継続性を持った『どのように働き続けるか』においての譲れないものや価値観」を持っているか聞くと、若手社員は「考えたことはあるが固まっていない」(37.8%)、「語れるほどではないが持っている」(29.1%)、「持っていない」(21.6%)、「誰かに語れる明確な形で持っている」(11.5%)となった。

  • 中・長期的継続性を持った「どのように働き続けるか」においての譲れないものや価値観

また、「キャリア観を持っている」とした回答者に、「自身がキャリアにおいて最も優先するもの」を聞いてみると、若手社員は「将来、報酬(年収)を得ていたい」(43.3%)、「将来、人間関係は充実させていたい」(19.2%)、「将来、自分の仕事に満足していたい」(17.5%)、「将来、顧客・同僚から頼られる人でありたい」(6.7%)、「将来、一定の役職に就いていたい」(3.3%)、「将来、より会社に貢献していたい」(5.0%)、「その他」(0.8%)という結果になっている。

  • 自身がキャリアにおいて最も優先するもの