俳優の竹内涼真が、来年1月にスタートする日本テレビ系ドラマ『君と世界が終わる日に』(毎週日曜22:30~)に主演することが7日、分かった。日テレでは「Season1」として全10話が放送され、その後3月からHuluで「Season2」全6話が配信される。

竹内涼真=日本テレビ提供

竹内が演じるのは、死と隣り合わせの終末世界を生き抜く逞しいサバイバー・間宮響。高校時代からの恋人・小笠原来美と同棲中で、密かにプロポーズをしようとしたその日、トンネル滑落事故に遭い閉じ込められてしまう。4日後、命からがらトンネルを脱出すると、世界は一変。誰もいない街に、大破した交通網、届かない電波、街中に残された血痕…“世界の終わり”のような極限状態にひとり取り残された響は、必死に来美を探すが…。

竹内は「今回のお話を頂いたとき、こんなにスケールが大きくて攻めている作品に、主演として声をかけてくださって光栄に思いました。連続ドラマの撮影は長期間にわたるので、これからしばらく大変な毎日が始まるぞと、ある種の覚悟を持って撮影に臨むのですが、とりわけ今回は自分自身これまで演じたことがないような極限状態にどんどん追い込まれていくので、今から楽しみな反面『これはとんでもないぞ』と思っています(笑)」とコメント。

自身の役柄については「一言でいうと“絶対に諦めない男”。ポジティブなだけではなくて、生き別れた最愛の恋人である来美を一途に捜し続けるひたむきさと、自分の信念や大切なもののために戦うことのできる強さをあわせ持った人間です」といい、「クランクインに向けて人生で初めてブリーチをして、久々に髪を短くし、髭を生やしました。自然と役について考える時間が増えてきたことで響としてのエンジンがかかってきている実感があります」と意気込む。

そして、「生きるか死ぬかの絶望的な状況の中、響は最愛の恋人と再会することができるのか。テレビの前のみなさんが毎週続きを見たくて待ちきれない、新しいラブストーリーをお届けできればと思います。ぜひ、放送を楽しみに待っていてください」と呼びかけた。

鈴木亜希乃プロデューサーは「竹内涼真さんが今回、イメージを一新して挑んでくださる主人公・間宮響には、恐ろしいほどの“ある困難”が立ち塞がります。それでも彼は、前を向いて“歩き続けます”。つらいこと、苦しいこと、悲しいこと、今の世の中にもたくさんの抱えきれない出来事があふれています。それでも、例えば、この主人公・響が皆さんと一緒に、色んな困難を“共に”乗り越えてゆければと思います」と紹介。

また今回、Huluとプロジェクトを組んだことについて、「海外ドラマや配信ドラマの人気が高まる中、地上波発でそれに負けない作品を目指すために、今回の“大型プロジェクト”が始動することになりました。日本テレビだけではできない、Huluとの共同プロジェクトだからこそ挑めた作品となっています。日本だけでなく海外も見据えたスケール感と、そのチャレンジングな企画内容を、ぜひ視聴者の皆さんに届けられればと思います。日本の地上波ドラマは、まさに転換期を迎えています。その在り方、未来、様々な可能性をさらに広げるために、今回のHuluとの共同企画が先駆けとなれればと思います」と狙いを話している。