日本テレビ系『金曜ロードSHOW!』(毎週金曜21:00~)では、視聴者リクエスト企画の第3弾として、あす2日に映画『E.T.』(82年)を放送する。

『E.T.』キービジュアル

10歳の孤独な少年・エリオットと300万光年の彼方からやってきた宇宙人の不思議な友情物語の同作。世界中で爆発的に大ヒットし、公開当時は史上最高の興行収入を記録し、第55回アカデミー賞では音響効果賞など4部門を受賞した名作となっている。

今回の吹き替えは、過去の『金曜ロードSHOW!』放送時と同じ、主人公の少年エリオットを浪川大輔が演じるバージョン。当時、吹き替え版の制作に難色を示していたスピルバーグ監督が、浪川ならと許可を出して制作されたという。今や人気声優の浪川の子役時代の初々しい声や演技にも注目だ。

当時について、浪川は「30年以上も前になりますので細かなことは…。ただただ、まっすぐ『E.T.』と向き合っていたと思います」と回想。また、「体を動かすことやスポーツは好きでしたが、基本的には控えめな子供でした。声は、年齢のわりに高かったかと思います。少しばかりコンプレックスだったような。ちなみに、今の自分とは当たり前ですがもはや別人です」と語る。

見どころを聞くと、「キービジュアルでもある月と自転車と少年。あのシーンにたどり着くまでどのようなことが起こっているのか、至るところに見どころがあります。どれだけの時が過ぎても変わらない感動が、そこにはあります」と紹介。

そして、「今になっても放送されるということは、大切で心に残るメッセージがあるからだと思います。子供と宇宙人が織りなすピュアで繊細な物語。これから先も心に残り続ける作品になりますように」と願った。

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