今月28日に開業する東京ディズニーランド(千葉県浦安市)の大規模開発エリアが25日、報道陣向けにお披露目された。ディズニー映画『美女と野獣』をテーマとしたエリアを取材し、日本オリジナルのアトラクション「美女と野獣“魔法のものがたり”」を体験した。

  • アトラクション「美女と野獣“魔法のものがたり”」

高さ約30mの「美女と野獣の城」の中にある「美女と野獣“魔法のものがたり”」は、映画の名曲に合わせて動く魔法のカップに乗り、映画のストーリーに沿っていくつもの名シーンをめぐるアトラクション。

城の中に入るとまずは、大きな暖炉の前に肘掛け椅子が置かれた応接室が広がり、椅子の横には魔法をかけられたフットスツールが。暖炉の上には、ルミエールとコグスワースが目を閉じてじっとしている。そして、ポット夫人とチップがいる朝食部屋、暗い廊下の左右に甲冑が配置されている鎧の廊下を通り、城の玄関の広間では、ベルがはじめて野獣を目にした場面を演出。2人の掛け合いにより、物語の世界へ一気に誘われる。

さらに進んでいくと、いよいよキッチン風のアトラクション乗り場が登場。音楽に合わせて回転しながら動くカップに乗り込み、映画の世界へ。ルミエールの歌声にあわせてたくさんの食器が踊り出す晩餐会のシーンや、雪に覆われた庭でベルと野獣が心の距離を縮めていくシーンを目の前で見ることができる。ベルと野獣の感動の名シーンも登場し、思わず釘付けに。プロジェクションマッピングなど最新技術も駆使した表現された映画の世界観にどっぷりと浸ることができる。

『美女と野獣』のエリアにはそのほか、村のお店をイメージしたショップ「ビレッジショップス」をはじめ、ガストンの酒場をモチーフにしたレストラン「ラ・タベルヌ・ド・ガストン」、ガストンの子分のル・フウが経営するスナック店「ル・フウズ」などもオープン。ベルが訪れた本屋や、ベルの父・モーリスの家「モーリスのコテージ」なども並び、映画の中の風景が広がっている。

撮影:蔦野裕 (C)Disney