NTTドコモは9月15日、電子決済サービス「ドコモ口座」の不正利用に関する最新状況を発表した。それによると、9月15日0時時点の被害総額は2,676万円となり、14日0時時点の2,542万円から134万円増加した。

被害件数は143件に増加

  • ドコモ口座トップページ(出典:ドコモ口座Webサイト)

15日0時時点の被害件数は11行143件で、14日0時時点の11行120件から23件増加した。現在、提携銀行における新規口座登録や口座変更は全面的に停止されているほか、一部銀行においてドコモ口座へのチャージは停止されている。なお、チャージを停止していない銀行においては、不正チャージの事実は確認されていないとしている(9月15日0時時点)。

NTTドコモは、今回の不正利用について、第三者が銀行口座番号やキャッシュカードの暗証番号等を不正に入手し、ドコモ口座に銀行口座を新規に登録することで発生していたと説明。問い合わせ専用窓口を設置するとともに、今後は利用者が安心・安全に利用できるよう、本人確認をオンライン本人確認システム(eKYC)で確実に行う対策など、さらなる対策強化に努めていくとしている。

■ドコモ口座へのチャージを停止している銀行(9月16日10時時点)
・ゆうちょ銀行
・イオン銀行
・池田泉州銀行
・伊予銀行
・愛媛銀行
・大分銀行
・大垣共立銀行
・紀陽銀行
・京都銀行
・滋賀銀行
・静岡銀行
・七十七銀行
・十六銀行
・スルガ銀行
・仙台銀行
・第三銀行
・但馬銀行
・千葉銀行
・千葉興業銀行
・中国銀行
・東邦銀行
・鳥取銀行
・南都銀行
・広島銀行
・百十四銀行
・北洋銀行
・みちのく銀行
・琉球銀行