ビジネスパーソンが"今読むべき本"を厳選し、要約してそのエッセンスを伝える「flier(フライヤー)」。最新のトレンドを学んだり、読みたい本を見つけたりするためのツールとして、約65万人のユーザーに活用されています。

この記事では、flierを利用する意識の高いビジネスパーソンの中でも特に、20代~30代のユーザーが今、リアルに読んでいる本とその傾向を紹介します。同世代のビジネスパーソンは今、どんな本を読んでいるのでしょうか? なぜその本が選ばれたのでしょうか? 気になった本があれば、ぜひチェックしてみてくださいね!

たった1時間の早起きで、人生は動き出す

8月、20代~30代に一番読まれたのは、『「朝1時間」ですべてが変わるモーニングルーティン』(池田千恵、日本実業出版社)でした。

池田千恵さんといえば、「朝活」の第一人者。そんな池田さんが、「朝1時間」で人生を変える方法を指南してくれるのが本書です。

人は誰しも、目の前にある誘惑に負けたり、緊急のタスクに気を取られたりして、「重要だが緊急ではないこと」を後回しにしがちです。あなたも、「次の週末は資格試験の勉強をしよう」「時間ができたらあの手続きを済ませてしまおう」などと思いつつ、実際に休日になると海外ドラマにハマってついつい夜更かししたり、持ち帰りの仕事で一日を潰してしまったりしていないでしょうか。

では、人生において「重要だが緊急でないこと」をスッキリ片づけるためにはどうすればいいのでしょう。その疑問に答えてくれるのが本書です。本書で紹介されている朝1時間の行動習慣「モーニングルーティン」を実践するだけで、人生の「種まき」とも呼べる「重要だが緊急でないこと」を着実に実行できるようになります。

本書のポイントは、毎日たった1時間の使い方を変えるだけでいいというところ。たった1時間でいいなら、ものは試し、チャレンジしてみようと思いませんか? しかも朝が苦手な方へのアドバイスもあるので、もう試さない理由はありません!

20代~30代は、仕事にプライベートにと、変化が大きく、忙しい時期です。そんな時期だからこそ、20代~30代のユーザーは「やるべきことが多すぎて時間が足りない」「自分の将来像が描けない」というモヤモヤを抱えて、本書に救いを求めたのではないでしょうか。

キャリアチェンジする前に知っておきたい、「食える仕事」

2位は、『10年後に食える仕事 食えない仕事』(渡邉正裕、東洋経済新報社)でした。「AIとこれからの働き方」をテーマに、著者が実際に現場で働いている人々の声を聞きながら、「人間にしかできない仕事」を分析した一冊です。

AI(人工知能)化が進む中、自分の仕事はいつまで残り続けるのか、もしかしたらAIに取って代わられるのではないかと、不安を抱いている方も多いのではないでしょうか。自分の仕事は「AIにもできるもの」なのか、もしそうならばどう対処すべきなのか。別の仕事を探すのか、AIと共存していく道を選ぶのか。でも共存ってどうすれば……? と悩みますよね。

先行きが不透明な時代、キャリアに迷う20代~30代の姿が見えてくるような順位となりました。今の仕事に満足している人も、これからキャリアチェンジを考えている人なら、知っておいて損はない情報ばかり。これからの時代を生きるビジネスパーソンにぜひお読みいただきたい一冊です。

今こそ「勉強」でスキルアップ!

3位は、『「超」勉強力』(中野信子、山口真由、プレジデント社)でした。

東大卒の脳科学者である中野氏と、東大を主席で卒業して財務省に勤務し、その後ニューヨーク州弁護士資格を取得した山口氏とが、それぞれの「勉強力」について考えた一冊です。

脳科学者である中野氏は、脳科学の観点からみる最も効率的な勉強法を。山口氏は、ハーバード大学ロースクールの卒業も実現した、英語にも使える勉強法を解説しています。

一口に「勉強」と言っても、中野氏は最短距離学習派、山口氏はじっくり努力派と、異なったスタイルをとっています。「自分はどちらだろう? 」と考えながら読んでいけば、きっとヒントが見つかるはずです。

新型コロナウイルスの感染拡大によって、キャリアチェンジを検討したり、没頭できる趣味がほしいと感じたりした人もいるでしょう。『「超」勉強力』は、こんなときこそ自分磨きを続けたいと考える人たちから強く支持されたのではないでしょうか。

8月のキーワードは「自分磨き」「キャリア」

8月のベスト3から見えてきたのは、「自分磨き」「キャリア」というキーワード。新型コロナウイルスによって生活が一変したことで、自分を見つめ直し、これからの人生やキャリアに思いを馳せた人が多かったことがうかがわれます。

自分の戦略ひとつで人生やキャリアの方向性を大きく変えられるのも、20代~30代ならでは。本の要約サイトflierには、他にも自己啓発やキャリアに関する書籍を多く取りそろえています。8月の閲覧数で4位にランクインした『集中力』(井上一鷹、日本能率協会マネジメントセンター)や7位の『ビジネスエリートになるための 教養としての投資』(奥野一成、ダイヤモンド社)、11位の数学的に考える力をつける本』(深沢真太郎、三笠書房)なども参考になるかもしれません!

来月はどのような本が注目を集めるのか、楽しみにしていただければ幸いです。