シンガーソングライターの矢井田瞳が12日、日本テレビ系大型音楽特番『THE MUSIC DAY』(14:55~22:54)に出演し、ステージ後にコメントを寄せた。
今回披露した「My Sweet Darlin'」をリリースしたのは2000年。20年を経た今この楽曲への思いについて聞くと、「この楽曲は当時と歌い方を変えないようにしています。音楽って当時のイメージとか思い出を引き継げるものだと思うので、なるべく当時歌っていたような感じで、というのを意識していますね」と語る。
デビュー20周年の心境を聞くと、「デビューした頃は20年も音楽を続けられると思っていなかったので、まずはそのことに感謝です。音楽ってキリがないので、100点取れた!という感覚をライブでもレコーディングでも味わったことがないので、あれもやりたいこれもやりたいってキリがなくて。そうやって目の前のものを追っかけていったら20年経っていたって感じです。これから先も、日々音楽でできそうなことや、誰かと共有できそうなことを探し続けていたら結果的に(年数が)経っていたらいいなって思います」と意気込んだ。
そして、「人はなぜ歌うのか?」という番組テーマにちなんで、“歌う意味”について聞くと「やっぱり歌ってパワーがあるって信じています。すごく落ち込んでいても無理やり自分で声を出して歌ってみるとパワーがみなぎってきますし、喜びとか悲しみとかを音楽で共有して前に進めるように変換できる部分が、音楽が魅力的で取り憑かれている部分でもありますね」と思いを述べた。
例年7月上旬に放送してきた同番組だが、新型コロナウイルスの影響で、今年は9月に放送。「人はなぜ歌うのか?」をテーマに、元気を届けるため、愛を伝えるため、いつの時代もいろんな想いを歌で届けるアーティストが集結した。