日本テレビの10月改編説明会が10日に行われ、波瑠主演の新ドラマ『#リモラブ ~普通の恋は邪道~』(10月14日スタート、毎週水曜22:00~)の櫨山裕子プロデューサーが、狙いを説明した。

『#リモラブ』主演の波瑠=日本テレビ提供

恋愛をサボってきたドSで完璧主義の産業医・大桜美々(波瑠)が、顔も名前もわからない誰かにSNSで恋をする同ドラマ。コロナパニックの中、社員たちの健康を守れたと自負しているが、「このままでは一生ひとりかも」と孤独と焦燥を感じ、恋のぬくもりを不器用に追い求めていく姿を描く。

櫨山Pは「コロナがある世界観を真正面から描くわけですが、地上波ゴールデン・プライムで描くのは今作が初めてじゃないかと思います」と話し、「登場人物がマスクをしていたりするので、それがどう見えるのかという手探りの部分もあります」と明かす。

「産業医のラブコメ」という企画は、昨年夏頃から櫨山Pと脚本の水橋文美江氏の間で話をしていたそうだが、「4月期にやっていた『ハケンの品格』の撮影が、1回全部止まったんです。そのときに、果たして10月期ができるのかという思いがずっとありまして、もしコロナが再燃しても止めずにやれる形はないかと考え始めました」と制作方法を検討。

その結果、「全てリモートでもやることが可能で、その時の状況に即したお話づくりが可能であるというところで、撮影を止めなくて済むという確信を持ったので、こういう形になりました」と説明した。

他のキャストは、美々の“恋の容疑者”役として、松下洸平、間宮祥太朗、高橋優斗(HiHi Jets/ジャニーズJr.)、渡辺大、及川光博が出演。さらに、川栄李奈、福地桃子、江口のりこの出演が発表されている。