西武鉄道は、鍵の開け閉めから決済まで、すべての操作がスマートフォンで完結する「スマートコインロッカー SPACER(スペースアール)」を池袋駅と高田馬場駅に初めて導入したと発表した。

  • 「スマートコインロッカー SPACER」イメージ

このコインロッカーは、従来のコインロッカーにはなかった「予約」や「鍵の共有」などの便利な機能を備えるほか、スマートフォンを鍵として使うことができ、キャッシュレス決済もあるなど、コロナ禍で高まっている非接触ニーズにも対応した特徴を持つ。

使用の際は、スマートフォンにアプリをダウンロードし、利用したいロッカーに近づいて「今すぐ利用する」を押し、ロッカーの鍵を開けて荷物を入れる。同様に取り出す際も、ロッカーに近づいてアプリの「ロッカーを開ける」を押し、クレジットカード決済やキャリア決済などで料金を支払う。3時間ごとの利用料金は、ロッカーサイズ小が300円、大が600円。24時間最大料金もあり、小は900円、大は1,200円。24時間最大料金は、6回まで繰り返し適用される。

利用したいロッカーをアプリから予約することもでき、最大48時間ロッカーを確保しておくことができる(利用料金は予約後から発生する)。また、アプリからURLを送ることで鍵を共有でき、ロッカーに入れた荷物を他の人に受け取ってもらうこともできる。西武鉄道は今後も順次、設置個所を増やしていく考えとしており、コインロッカーを起点とした新たなサービス展開も検討するとしている。