女優の米倉涼子が、テレビ朝日系スペシャルドラマ『ドクターY~外科医・加地秀樹~』の第5弾(今秋放送)に出演することが18日、明らかになった。

  • 左から内田有紀、勝村政信、米倉涼子、岸部一徳 -テレビ朝日提供

同ドラマは、『ドクターX~外科医・大門未知子~』のスピンオフドラマで、勝村政信演じる外科医・加地秀樹が主人公。第5弾には、東帝大学病院を追われた加地が、私立の名門・成鏡大学病院に客員准教授として招かれ、そこでバスケットボール界の若きスーパースター・大根類の手術をサポートするために呼ばれたフリーランスの麻酔科医・城之内博美(内田有紀)と再会する。

さらに、大門未知子(米倉)と神原晶(岸部一徳)も登場。加地は、未知子や晶に成鏡大学病院での出来事を愚痴混じりに打ち明けては、その会話の中のふとした2人の発言から治療に関するヒントを得るなど、未知子と晶が『ドクターY~外科医・加地秀樹~』でこれまでにないほど大きな役割を担うことになる。

米倉は「久しぶりに会っても、『元気?』なんていう会話はすぐ終わっちゃって、すぐに他愛もない話になっちゃう。このメンバーはものすごい安心感なんです」とキャスト・スタッフへの信頼を明かし、「ある種の“一体感”みたいなものがあって、台本をもらったときから『あぁ、(この作品に)愛情があるんだな』って感じる」と語った。

また、勝村、内田、岸部との会話が弾む中で、思わず「『ドクターX』もやりたいねー」と本音も飛び出す場面も見られた。

米倉、岸部、勝村、内田のコメントは以下の通り。

■米倉涼子
気がついたら『ドクターY』も5回目で、そろそろ『ドクターX』が追い抜かされそうになってますっ
ここの現場に来ると、『ドクターX』だからとか『ドクターY』だから、という枠組みではないある種の“一体感”みたいなものがあって、台本をもらったときから「あぁ、(この作品に)愛情があるんだな」って感じるんです。だから前回の『ドクターX』が終わってから、まだそんなに長い時間が経った気もしないし、すごく自然に、なんの違和感を覚えることなく今もここで未知子になっています。自分でもびっくりしちゃうんですけどね(笑)。
みんな(勝村政信、内田有紀、岸部一徳)に久しぶりに会っても、「元気にしてた?」なんていう会話は2、3語くらいで、すぐに他愛もない世間話が始まっちゃう。ものすごい安心感の中で撮影させてもらっています。
でも安堵感だけじゃなくてちゃんと勉強もしてるんですよ(笑)。『ドクターY』は私の出演部分はコントのような部分も多いから、そこはしっかり気合い入れています!
あらためて、大好きな人たちが集まって作品を作っているんだな、と実感しています。

――ステイホーム期間中はどんな過ごし方をしていましたか?
うちのベランダでちょっとだけ家庭菜園をやり始めて、そこでトマトとパプリカを育てて食べました! ハマった、というほどかどうかはわからないんですけど、“ベランダに命が宿った”っていう実感が生まれたんです(笑)。ベランダでご飯食べたり、ハッピーアワーしたり、そんな楽しみ方をしていました。大変だけど今も毎日献立を考えています

■岸部一徳
『ドクターY』ももう5回目ですか…。最初は『ドクターX』をやっている間に撮っていて、ちょっと出たりしていたのですが、いつの間にか配信だけのものから、2時間の作品にまでなって、なんだかとてもいい感じになっていますよね。
未知子と晶は『ドクターY』に出演するときはいつもよりは気楽な感じではありますけど(笑)、それでも未知子が出てきて、加地先生にちょっとしたヒントを与える、というのはご覧になる皆さんも楽しみなところなのではないでしょうか。全然出てこないのも寂しいものですからね、とてもいいバランスなんだと思います。
このメンバーとはしばらく会ってはいなかったんですけど、会うとすぐに元に戻っちゃうんですよね。そういう意味でも独特なドラマなんでしょうね、『ドクターX』は。だから今日も現場に来るのが楽しみでした。
医療の面はしっかり描かれつつ、笑えるところや泣けるところもある、と、いろんな側面から楽しめるのが『ドクターY』です。『ドクターX』のファンの方も、初めて見る方も、ぜひ楽しんでください。

――ステイホーム期間中はどんな過ごし方をしていましたか?
せっかく時間があるので、毎日1時間から1時間半ほど散歩をしていました。通ったことのない、人の少ないような道を歩いてみると、今まではそんなに気にせずに歩いていた街並みも、新しい発見があったりするんですよね。意外と楽しい時間を過ごしていました。

■勝村政信
米倉涼子さん、岸部一徳さんと会うと、本当に家族に会ったような気持ちで安心しますね。今日は西田(敏行)さんや(鈴木)浩介はいませんけど、一緒にいるような気がしますし、「神原名医紹介所」でのシーンは、実家に帰ってきたような感覚ですね。

――ステイホーム期間中はどんな過ごし方をしていましたか?
散歩をするコースに大杉漣くんのお墓がありまして、こんなに墓参りすることはない、というくらい頻繁にお墓に行きましたね。もう1つのドラマの現場は自分の実家のお墓に近くて…。そんなこともあって、今は「お墓参りの正しいやり方」や「墓石の掃除の仕方」にすごく興味があるんです。大人としてちゃんとそういうことを知りたいな、って思うきっかけになりました。

■内田有紀
みんなに会うと、会っていない時間は一瞬にして埋まるんです。「いつものようにそこにいられる仲間」というのが、メンバー全員一致の意見ですね。これだけ長くやっている作品は、チームワークも積み重ねてきたものがあるので、こうして一緒にできることはうれしいですし、仲間っていいなあって思います。

――ステイホーム期間中はどんな過ごし方をしていましたか?
皆さんと同じだと思うのですが、映画を見たり、本を読んだり…普段時間に追われているときにはできないことをしていました。1日を楽しむ、というのはどこにいてもできるタイプなので(笑)。