フジテレビ系ドラマ『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』(毎週木曜22:00~)のスピンオフとして、女優の西野七瀬が主演するFODのドラマ『アンサング・シンデレラ ANOTHER STORY~新人薬剤師 相原くるみ~』(全5話、毎週木曜22:54配信)が、27日に配信をスタートする。

  • 西野七瀬=フジテレビ提供

病院薬剤師が主人公の医療ドラマである『アンサング・シンデレラ』。今回のスピンオフには、西野演じるくるみの成長を描くもの。地上波ドラマのレギュラーメンバーで同じ薬剤部の刈谷奈緒子(桜井ユキ)、羽倉龍之介(井之脇海)、工藤虹子(金澤美穂)も出演予定だ。

そして、今作のメーンキャラクターで、入院中の高校生・織原未輝斗を一ノ瀬颯が、同じく入院中の女子高生・長谷川愛里を出口夏希が演じる。

織原未輝斗は、急性骨髄性白血病で入院中の高校生。萬津総合病院で治療を続けながらドナーが現れるのを待っている。長谷川愛里は、バッドキアリ症候群で入院中の高校生。未輝斗と同じくドナー待ちで、同じ境遇の2人は次第に心を通わせていく。

このスピンオフドラマは入院中の高校生男女との交流を通じて、くるみが薬剤師として成長していく様を描くストーリー。萬津総合病院に着任した当初こそ「向いてなかったら辞めようと思ってます」ときっぱり言い切るくるみだったが、先輩のみどりの背中を追いかけるうちに、病院薬剤師の仕事にやりがいを感じるようになっていく。そんなある日、重い病を抱え入院中の高校生、未輝斗と愛里と出会う。2人には、ある願い事があって…。その願いをかなえてあげようと、くるみは、薬剤師の立場を越えて向き合っていく。

  • 一ノ瀬颯

  • 長谷川愛里

西野、一ノ瀬、出口、宮崎暖プロデューサーのコメントは、以下のとおり。

■西野七瀬
FODで新たに『アンサング・シンデレラ』のお話を作っていただき、くるみの成長物語として参加できることがうれしいです。くるみは自分の中でも少しずつ成長していっているつもりだけど、まだまだうまくいかないことも出てきたり、新たな壁にぶつかったりして、今作ではそれをまた一歩乗り越えていくような姿が描かれています。くるみの成長と一緒に、私自身も成長していけたらいいなぁと思っていますので、ぜひご覧いただけたらと思います。

■一ノ瀬颯
オーディションの時から、この役を演じてみたい!と切に願っていたので、今回、織原未輝斗という役をいただけて大変光栄です。自分の境遇に深く悩みながらも、くるみや愛里を始めとした周囲の人たちの愛に触れ、ひと回り、ふた回りも大人へと成長していく未輝斗の姿を通じて、みなさんの心に何か残せたら…と思います! “誰かのために”生きることの意味を強く考えさせられるストーリーは、見てくださる皆さんの感情を揺さぶること間違いないと思います! ぜひご期待ください!

■出口夏希
このドラマのお話をいただいた時にすごく興味のあるストーリーだったので、とてもうれしかったです! でも、何度も読んでいくうちに愛里のもつ優しさや強さをどうしたら表現できるかとても難しくて…。今でもちゃんとできているか心配ですが、一生懸命頑張りました。この作品を通して、誰かを思う優しさって実は見えない所にもたくさん隠れているのだと私自身も気付く事ができました。それぞれのキャストの方々が、誰かのために向ける優しさや頑張っている姿を見ていただけたらうれしいです!

■宮崎暖プロデューサー
西野七瀬さん演じる相原くるみは、可愛い外見の中に、冷めているようにすら思える現実主義と、新人としての未熟さが混在する、人間味あふれる魅力的なキャラクターです。そんなくるみを主人公に『アンサング・シンデレラ』のスピンオフドラマを“今、この時に”制作する意義を考えた際におのずと浮かんできたのは、 “誰かのために” 頑張っている医療従事者の方々の姿でした。そして、その中にはきっとたくさんの“相原くるみ”もいるんだろう、と想像しました。「くるみなら、今、どう考えるだろう」「見返りを求めず誰かのために頑張るなんて自分にできるのだろうか」「本当の優しさってなんだろう」と思いを巡らせていくうちに、物語が膨らんでいきました。このドラマは、新人薬剤師・相原くるみが、未輝斗と愛里という若き2人の患者のはかなき思いに触れながら、医療従事者と患者の“境界線”に葛藤し、失敗し、そして成長していく物語です。『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』をご覧いただいている方に、一味違うアナザーストーリーとしてもう一つの感動をお届けし、このドラマも誰かのためになれたらいいな、と思います。サスペンスあり、胸キュンあり、涙ありとてんこ盛りな内容ですので、ご期待ください!

(C)フジテレビ