米軍カメラマンのジョー・オダネル氏が撮影した写真「焼き場に立つ少年」の謎に迫るドキュメンタリー番組『“焼き場に立つ少年”をさがして』(NHK Eテレ)が、8日(23:00~)に放送される。

米軍カメラマンのジョー・オダネル氏が撮影した「焼き場に立つ少年」 写真=NHK提供

原爆投下後、長崎を訪れたジョー・オダネル氏が撮影した「焼き場に立つ少年」。ローマ教皇が戦争の悲惨さを伝えようと印刷して配布したことで、世界中から注目を集めた。

しかし、撮影から75年が経過した今でも、その撮影日時や場所などは謎に包まれたままだ。番組では米軍が戦後九州で撮影した約4,000枚の写真をもとにオダネル氏の足跡を明らかにし、写真そのものを多角的に分析する。

また、長崎の原爆孤児の証言を紐解きながら、「焼き場に立つ少年」が生きたはずの戦後の日々を見つめる。

  • 被爆当時の状況を語る池田松義さん

  • 写真のカラー化に挑む

  • ジョー・オダネル氏が使用したカメラ