民放キー5局(日本テレビ放送網、テレビ朝日、TBSテレビ、テレビ東京、フジテレビジョン)の今年度第1四半期決算(4~6月)が6日、出そろった。新型コロナウイルスで各局CM収入が大きく減少し、番組制作費は軒並み削減されている現状が明らかになった。

  • 民放キー5局

番組提供のタイムCM収入を見ると、日本テレビは前年同期比1.1%減にとどまったものの、その他各局は1割台の減収。出稿期間が自由に設定できるスポットCM収入は、より大きく影響を受け、各局3割程度の減収となった。

一方、番組制作費の削減が進み、各局で2~3割減少している。

●タイムCM収入
・日本テレビ:290億7,000万円(前年同期比△1.1%)
・テレビ朝日:185億6,700万円(△10.6%)
・TBSテレビ:189億6,500万円(△10.2%)
・テレビ東京:103億6,200万円(△13.1%)
・フジテレビ:196億3,600万円(△10.3%)

●スポットCM収入
・日本テレビ:196億4,700万円(△36.6%)
・テレビ朝日:152億600万円(△33.5%)
・TBSテレビ:141億3,100万円(△33.4%)
・テレビ東京:45億9,400万円(△29.1%)
・フジテレビ:154億円(△35.3%)

●番組制作費
・日本テレビ:185億6,800万円(△24.9%)
・テレビ朝日:149億7,800万円(△28.8%)
・TBSテレビ:131億8,600万円(△31.9%)
・テレビ東京:71億7,300万円(△24.8%)
・フジテレビ:138億1,800万円(△25.9%)