元プロ野球選手の清原和博氏が、28日に放送された日本テレビ系バラエティ番組『ザ!世界仰天ニュース 身近な危険&危険生物2時間スペシャル』(21:00~22:54 ※関東地区は20:54~)で、薬物依存との闘いを語った。

清原和博氏

6月15日に覚醒剤取締法違反の執行猶予期間(4年)が満了した清原氏。2016年2月2日に現行犯逮捕されたときのことを、「薬物はバッと気持ちが上がるんですが、反動でガッと下がってくるときがある。こんなもの捨てようと思ったときに警察の方がダッと入ってこられた。まだ半分効いている状態だったので、現実なのか幻覚なのかよくわからない感じでした」と振り返った。

薬物を断ってからはうつ病を患い、「自分が生きている価値はあるのか」、「自分の存在を消してしまいたい」といったことばかり考えていたという。毎晩のように悪夢にうなされ、「死にたい」と毎日思っていたと明かした。

そして、薬物をやりたいという衝動に負けず、再起に向けて歩んできた清原氏。「その日1日を精一杯生きることだけ。その日できる自分のことを精一杯やっていきたいなと思います」と語る。今は、依存症に苦しむ人たちの手助けをする依存症予防教育アドバイザーの資格や、高校野球を指導する資格を取得することを目標にしているという。

また、何をしているときが楽しいか聞かれると、「息子からLINEが来たとき」と答え、「自分は家族に恵まれた。自分の心の中で大きな存在」と家族への思いを告白。さらに、「清原でもあれだけのことやって、またあいつ元気になってきたなって思ってもらえるように頑張りたい」と話した。