お笑いコンビ・南海キャンディーズのしずちゃんこと山崎静代が17日、東京・東急プラザ渋谷の6階展示スペースにて、「よしもと美術館サテライト展 イン 東急プラザ渋谷」の合同取材会に出席した。

  • しずちゃんこと山崎静代

17日~26日まで開催される同展では、アートの才能を持ったよしもと芸人の個性豊かな作品が大集合。しずちゃん(南海キャンディーズ)、山本博(ロバート)、岩橋良昌(プラス・マイナス)、たいぞう、佐久間一行、川島明(麒麟)が腕を振るった作品が、2~4、6~8階の各スペースにて展示される。

しずちゃんは、新型コロナウイルスによる自粛期間中に描いた、「みんなで地球」というタイトルの最新作をお披露目。「最近やたらとなぜか絵ばっかり描いていて、芸人らしくないことをやっている」と話し、「これは、この先の地球がどうなっていくのかなという不安と、この現状は人間が今までしてきたことが自然や動物とかとバランスが崩れて起こっているんじゃないか、今バランスとるときなのかなと。コロナが明けたときに共存できるようになってほしいなという思いで描きました」と説明した。

また、「最近は絵が病んでいるって言われる」と打ち明け、「この時期やから誰ともしゃべらないから、引きこもっていたときにしか描けない絵ってある。人と触れ合わないから、夕陽が部屋に入ってきて、自分の影が壁にうつるんですけど、自分以外で動いているものって影しかなかったので、影にしゃべりかけたりし出して、そんなときに描きました」と語った。

そして、「そのときの精神状態が絵に表れる」と言い、「昔はよくタケノコを何十本も描いていたときがあったんですけど、それは性欲がたまっていて。(絵で)発散している」という昔のエピソードを告白。「自分の状態もわかるし、自粛期間があったことによって前より日常的に書くようになりました。今は描いている時間が楽しいです」と話した。

相方の山里亮太に絵を見せているか聞かれると、「見せないです」と答えるも、「この間、初めて相方がうちにプライベートで遊びに来たんですけど、『気持ち悪いな。だいぶやばいな』って言われました」と、飾ってあった絵を見た山里の反応を明かした。

取材会には、山本博、岩橋良昌も出席した。