フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)では、“家族経営”で居酒屋を営む一家に密着した『お父さんと13人の子ども 後編 ~新型コロナと大家族~』を、19日に放送する。

  • 病床で家族にメッセージを送る澤井淳一郎さん=フジテレビ提供

大阪に暮らす澤井さん一家は、36歳から15歳までの7男6女、13人の子供がいる大家族。大阪駅近くの地下街で一家は居酒屋を営んでいる。「お父さん」こと澤井淳一郎さん(55)を中心とした団結力はとても強い。

しかし3年前、お父さんが「跡継ぎ」に決めていた長男が突然、家を出ていってしまった。“一枚岩”で固く団結していたはずの澤井家にヒビが入ったのだ。そして、進学校に通い、成績優秀にもかかわらず、大学進学を諦めた三男も、居酒屋での仕事に「迷い」を感じ始めていた。ある日、父は三男の迷いを感じとり、激しく衝突する。

この大きく家族が揺れた3日後、さらなる衝撃が走る。父が新型コロナに倒れたのだ。いくつもの持病を抱える父の容態は急激に悪化していく。家族に会うこともできないまま、病床で自ら家族へのメッセージを撮影していた。

日ごとに容態は悪化する一方、人工呼吸器でも回復は見込めず、ついに治療は“最終段階”に…。

子どもたちは、父の命と居酒屋経営の危機に揺れ、崖っぷちの状態に立たされる。父は助かるのか。店はなくなってしまうのか。家族の絆はどうなっていくのか…。新型コロナの嵐に翻ろうされる大家族の愛と涙の奮闘を、ファーストサマーウイカのナレーションで追っていく。

  • 澤井さん一家=同

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