JR西日本は9日、和歌山県のテーマパーク「アドベンチャーワールド」と共同で開発した新たなラッピング列車「パンダくろしお『サステナブル Smile トレイン』」(287系1編成)を7月23日から運行開始すると発表した。

  • 「パンダくろしお『サステナブル Smile トレイン』」ラッピングイメージ

新たなラッピングデザインは、「SDGs」(持続可能な開発目標)をテーマに、人々が出会い、笑顔が生まれ、多様性と持続性のあふれる安全・安心で豊かな未来に貢献したいというJR西日本と「アドベンチャーワールド」の思いを表現している。

「パンダくろしお『サステナブル Smile トレイン』」の導入により、特急「くろしお」のラッピング列車である「パンダくろしお」は、すでに2編成運行している「パンダくろしお『Smile アドベンチャートレイン』」と合わせ、全部で3編成となる。

  • 車両前頭部のラッピングイメージ

  • 車内イメージ

  • オリジナル座席ヘッドカバーのイメージ

車両デザインは、正面に「サステナブルSmileを次の世代へ贈り継ぐ象徴」としてジャイアントパンダの親子をデザインし、側面は「SDGs」の6つのゴール(目標)をテーマに、人と動物と自然が豊かに暮らす世界観をデザインした。

使用車両は287系1編成(6両編成)。グリーン席と女性専用席には装飾が行われない。運行区間は京都駅から新宮駅まで(新大阪駅、天王寺駅、和歌山駅経由)とされ、日によって列車・区間が異なる。運行期間は2023年冬頃までの予定となっている。