JR東日本は7日、新幹線の2021年秋以降落成する新車に、台車の異常を運転台に知らせる台車モニタリング装置を搭載すると発表した。各種試験を行い、2023年春から順次使用開始する予定となっている。

  • システム概要(JR東日本提供)

空気ばねの圧力センサーと台車の振動センサーを新設し、これらのセンサーで取得したデータを台車モニタリング装置に集約して演算。その結果をもとに異常判定を行い、異常と判断した場合は運転士に通知される。このシステムを搭載することにより、台車枠亀裂などの異常を早期に検知し、これまで以上の信頼性を確保できるという。

各種試験を行った後、2023年春から順次使用開始する予定。既存車両への搭載については施工方法を検討するとしている。なお、JR西日本も北陸新幹線の車両に台車モニタリング装置を搭載し、2023年春から順次使用開始予定と発表している。