TORANOTEC(トラノテック)は7月6日、歩くだけで投資資金が貯まる歩数計アプリ「マネーステップ」を発表した。日々の買い物のおつりで投資できるサービス「トラノコ」と連携する。まずはiOS向けに2020年7月にアプリをリリースし、Androidアプリは2020年秋頃に展開予定。同日都内で、フリーアナウンサーの高橋真麻さんらを招いた発表会が開催された。

  • 歩くだけで投資資金が貯まる歩数計アプリ「マネーステップ」発表

    歩くだけで投資資金が貯まる歩数計アプリ「マネーステップ」とは?

20代から始められる投資サービスに

プレゼンの冒頭、登壇したTORANOTEC代表取締役 社長のジャスティン・バロック氏は「人生100年時代と言われています。老後を考えるうえで、資産形成は欠かせません。マネーステップにより、毎日を健康的に過ごしながら、将来に向けた準備もアクティブで楽しいものにして欲しい」と挨拶した。

  • TORANOTEC 代表取締役 社長のジャスティン・バロック氏

続いて、取締役の藤井亮助氏がサービスの詳細について説明した。同社では2017年よりおつりで自動投資できるトラノコを展開している。トラノコはおつり投資だけでなく、nanacoポイントやANAマイルなど8つのポイントサービスを投資にまわせる機能や、簡単な動画視聴で投資資金を獲得できる機能なども実装している。今日現在で20万口座を突破した。

  • TORANOTEC 取締役の藤井亮助氏

「日本ではこれまで、投資はシニアになってからと考えられていましたが、トラノコは若年層を中心に支持を集めています」と藤井氏。20万口座のうち『投資未経験者』が66.2%と過半数を占め、また世代別では20代以下が25.9%、30代が25.5%、40代が26.2%であると明かした。

  • おつりで投資できるサービス、トラノコの利用イメージ

この日、「さらに投資のハードルを引き下げるサービス」(藤井氏)として発表されたのが、マネーステップとなる。歩くだけで投資資金(=トラノコポイント)が貯まる歩数計アプリで、1日1万歩以上で3円分、月20万歩以上で10円分の投資資金が貯まる。トラノコの1ポイントは1円換算。有効期限は設定していない。

  • 歩くだけで投資資金が貯まる、マネーステップの利用イメージ。カレンダー、歩数/消費カロリー/距離の表示、日記機能も利用できる

最後に、藤井氏は「マネーステップなら『健康寿命』とともに『資産寿命』も伸ばしていけます。日々の健康づくりを投資資金につなげることで、ユーザーの皆さんに健やかな毎日を過ごして欲しい、そんな想いでスタートしました」と説明。利用者のさらなる増加に期待を寄せた。

投資で、いくら貯めたい?

このあとゲストとして、フリーアナウンサーの高橋真麻さん、および若手お笑い芸人の東京ホテイソンがステージに招かれた。

高橋さんは「これまで投資に興味はあったけれど、リスクが怖くて最初の1歩を踏み出せませんでした。でも、トラノコなら簡単でリスクも低い。新しく生まれた子どものためにも始めてみたいです」と興味津々の様子。マネーステップについては「画期的だと思いました」と笑顔になった。トラノコとマネーステップを利用して、子どもが20歳になるまでに1,000万円を貯めたいという。

  • ゲストの高橋真麻さんと、東京ホテイソンのふたり

東京ホテイソンのショーゴさんは「トラノコなら、お金も知識もない芸人でも投資を始められそう。窓口が広がりましたね」としたうえで「自分が投資で貯めたい金額は、現実的に10万円です。毎月10万円あれば、なんとか生活できるんです。マネーステップで歩いて、この金額、貯まりますかね」。

一方で、相方のたけるさんは「若手芸人はお金がありませんが、これなら手軽に始められそうです。将来、我が家も温かい家庭も持ちたいので、4,000万円は貯めたいです」と夢を語っていた。