TORANOTECは6月7日、買い物のおつりで分散投資ができるサービス「トラノコ」の提供を開始した。

おつり相当額を投資に回すことができる

同サービスでは、クレジットカード、電子マネー、ポイントカードなどの情報を登録(一部対応不可)すると、おつり相当額を投資に回すことができる。おつりの金額を算出する単位は、100円、500円、1,000円単位のいずれかに設定可能。おつりを自動的に投資に回すかどうかは自由に設定でき、毎月の投資上限額の設定も行える。投資に回すおつりは月1回、銀行口座から自動的に引き落とされる。

「トラノコ」アプリ(イメージ)

投資先ファンドは、リスクを抑えることを重視した「小トラ」、リスク/リターンのバランスを重視した「中トラ」、リターンを重視した「大トラ」の3種類を用意する。おつりは5円から1円刻みで分散投資することができる。積み上げたおつりの状況やファンドの運用実績は、常にトラノコ内で確認できるほか、将来の資産形成シミュレーションや、市況を経済社会のニュースに照らして解説する機能等も用意する。

運用報酬は年0.3%、月額利用料は月300円、出金手数料は1件につき300円(いずれも税込み/3カ月間は利用料及び出金手数料が無料)となる。

同社はサービス開始に当たり、家計簿アプリのマネーフォワード、Moneytree(システム連携は2017年夏頃を予定)、Zaimと連携契約を締結。家計簿アプリ利用者はアプリに蓄積された買い物データをトラノコに連携させることで、新たにデータ登録をせずに「おつりで投資」を始めることが可能になっている。