箱根登山鉄道は24日、昨年10月の「令和元年東日本台風(台風19号)」による被害のため、長期間にわたり運転見合わせとなっていた箱根湯本~強羅間について、復旧作業が進捗し、7月23日始発から全線で営業運転を再開すると発表した。

  • 箱根湯本~強羅間は7月23日始発から営業運転を再開

箱根地区では台風19号による甚大な被害が生じたが、箱根登山電車の全線運転再開により、箱根観光周遊ルート(箱根ゴールデンコース)が全面復旧する。箱根湯本~強羅間では、7月9日から試運転を行い、7月23日始発の箱根湯本駅5時50分発・強羅駅5時23分発から営業運転再開。同区間で運行されている代行バスと箱根登山バスへの振替輸送は7月22日までとなる。

箱根登山電車(箱根湯本~強羅間)は駅や信号場など3カ所でスイッチバックしつつ、急勾配を走る山岳鉄道。全線運転再開にともない、沿線地域の活性化や訪れるゲストの思い出に残る体験の手伝いを通じ、箱根観光の発展に貢献するとのこと。