すべてのストーリーがPC画面内で展開するスペシャルドラマ『ダブルブッキング』が、日本テレビで28日(13:15~14:15 ※関東ローカル)に放送される。

  • 『ダブルブッキング』画面イメージ=日本テレビ提供

このドラマは、二股をかけている恋人とオンラインデートをダブルブッキングしてしまった雄二(千葉雄大)が主人公。彩(佐津川愛美)とマヤ(奈緒)という2人の恋人と別々のパソコンでつながり、両者を行ったり来たりしながらごまかそうとするが、ラスト3分でまさかのどんでん返しが起こる。

コロナ禍で、さまざまな“リモートドラマ”が制作されているが、今作は、すべてのストーリーがパソコンの画面内で展開するという構成が特徴。ビデオ通話映像だけでなく、一方で別の人とメールでやりとりをしたり、SNSを見たり、ネットショッピングをしたりと表現がバラエティになり、「画変わりしない」というリモートドラマの難点を克服した。

これまで、『家売るオンナ』『地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子』『知らなくていいコト』や、千葉や佐津川が出演した『プリティが多すぎる』などを手がけ、最近でも完全リモート制作の配信ドラマ『宇宙同窓会』を担当した小田玲奈プロデューサーは「発案者はバラエティ出身の水野格監督。日テレの『月曜から夜ふかし』や『世界の果てまでイッテQ!』で、スタジオに出演者がいない分、“テロップ”を画面いっぱいに出す演出で、いつもと同じように(ひょっとしたらいつも以上に)面白い放送になっていたことに感銘を受けた水野監督は、コレをドラマでもやってみたいと考えたのです」と経緯を説明し、“「見る」だけじゃない、「読む」ドラマ”とアピール。

また、「現在、撮影真っ最中です。出演者は常に“PC画面に何と何が出ているか”を確認しながらお芝居するという、今までにない撮り方をしています。主演の千葉雄大さんはじめ、佐津川愛美さん、奈緒さん、皆さん表現力豊かで小さい画面からあふれ出しそう! 3人の呼吸もピッタリ、終始笑えるシーンになっています(まだ一度も直接は会ってないなんて信じられない!)。“新しいドラマの可能性”を感じる作品になっていますので、どうぞお楽しみに!」と呼びかけた。

主演の千葉は「(自粛期間を経て)久しぶりのドラマ撮影ということもあり、周りのスタッフの方たちに笑われるぐらい、すごく緊張しています(笑)。でも、台本を読む時間もうれしかったですし、いきなりフルスロットルな作品なので、頑張って全うしたいと思っています」とコメント。

佐津川は「リモート飲みが身近になったり、誰かと共有することが気軽にできるようになったからこそのストーリー展開に、最後までノンストップで読み進めてしまいました。久しぶりの現場での撮影、ありがたくうれしく、画面越しにやりたい放題思いっきりお芝居しております。コメディ要素満載ですので、呼吸感が大切になってくると思います。リモートゆえ、つかみにくい部分もあるかと思いましたが、信頼できるキャスト陣との掛け合いがなんとも楽しく、不安は初日に全て吹き飛びました」とのこと。

奈緒は「PC前でのお芝居がどんな風にこの作品に溶け込むのか、とてもワクワクしています。今現場で新しい挑戦ができる幸せを噛み締めたいです」と意欲を示した。

  • 千葉雄大=同

  • 佐津川愛美=同

  • 奈緒=同