コズレは6月10日、5月に実施した「新型コロナウイルス感染症に関する調査」から、特別定額給付金「10万円の使い道」についてまとめたものを発表した。調査期間は2020年5月13~18日、調査対象は末子妊娠中~2歳以下の子を持つ女性で、有効回答は3,600人。

給付金の使いみち、1位「生活費」

  • 「10万円×給付対象人数分」の使い道

「10万円×給付対象人数分」の使い道を尋ねると、「生活費」が最も多く45.29%。次いで「貯金」が37.96%、「育児用品の購入」が35.27%、「出産準備金・妊婦健診費用」が16.44%、「子どもの教育費」が10.77%となった。同調査では、「『今』必要なモノやコトに使おうと考えているママが多い」と分析している。

次にママが自分自身のために使える金額はいくらか聞くと、36.99%が「1円~5万円未満」と回答し、「5万円~10万円未満」は5.39%にとどまった。また、「0円」という人も26.05%を占め、ママ自身が使える自由な金額は多くはないことが明らかになった。

自由に使える金額の使い道は、1位「貯金」(32.40%)、2位「美容」(29.80%)、3位「ファッション」(27.37%)、4位「娯楽・趣味」(16.26%)、5位「外食」(14.28%)となった。

さらに使い道について、自由に使える金額が1円~5万円未満のママを「少ないグループ」、5万円以上のママを「多いグループ」に分けて比べたところ、「多いグループ」は、全体に比べ「貯金」「家具・家電」「旅行・レジャー」の割合が高く、「ファッション」「美容」の割合が低いことが判明した。同調査では、「自らが使える金額が多いママは、家計を握っている可能性が高いことから、『貯金』『家具・家電』『旅行・レジャー』など、家族みんなのためになる使い道を検討しているのではないか」と推測している。