お笑いコンビ・極楽とんぼの加藤浩次がMCを務める東海テレビ・フジテレビ系バラエティ特番『日本全国!こんな所にスゴイ人 銅像スター調査隊!』が、21日(16:05~17:20)に放送される。

  • MCの加藤浩次(左)とアシスタントの光浦靖子=東海テレビ提供

この番組は、街で見かける銅像の人の偉業や立像の背景を調べ、意外な発見を紹介していくもの。今回は、沢村栄治、ラーマ5世(チュラルンコン大王)、大野伴睦、古関裕而という4人の偉人たちの知られざるエピソードや意外な歴史を浮き彫りにしていく。

収録を終えた加藤は「やっぱり銅像になるだけあって皆さん魅力的です。その人の歴史を勉強することで、銅像の見え方も変わってくると思います。絵画もそうじゃないですか? ピカソのバックボー ンを勉強すると作品が違って見えてきますし、ゴッホが経験したことを知るとゴッホの絵画も見方が変わってくる。銅像もひとつの芸術だと思って見ていました」と感想を語った。

番組では、数カ月かけて取材の準備を行っていたが、新型コロナウイルスの影響でロケができず、全ネタを差し替え。過去の取材VTRを再構築し、全国のユニークな銅像を紹介するコーナーも新設した。収録スタジオも、当初予定していた名古屋から、急きょ東京に変更しており、東海テレビの稲吉豊プロデューサーは「日に日に変わる状況に向き合いながら、スタッフと乗り切りました」と話す。

スタジオ収録は、銅像をテーマにした番組ならではの演出を加えながら、「“リモート収録”を逆手に取った番組セット」を採用。台座に縦長のビジョンを設置し、離れた場所にいるパネラーが銅像になったように映る世界観を構築した。

稲吉プロデューサーは「セット全体も金色にして、名古屋っぽさと豪華さを出しました。“銅像”という“カタいもの”をいかに柔らかく、気楽に見られるかを考えて制作しましたが、偉人の生涯に必ずや心動かされると思います。好奇心を満たすエピソー ドも満載です。ぜひご覧ください」と呼びかけている。