森崎ウィン主演、ヒロイン・土村芳で昨年放送されたローカルドラマ(メ~テレ制作)の劇場版『本気のしるし《劇場版》』が、第73回カンヌ国際映画祭「Official Selection 2020(オフィシャルセレクション2020)」に選ばれたことが4日、明らかになった。

  • 『本気のしるし』で共演した森崎ウィン(左)と土村芳 (C)星里もちる・小学館/メ~テレ

同作は、昨年10月から12月まで東海3県とテレビ神奈川のみで放送され、“本気のしるし沼”から抜け出せない視聴者が続出。TVerやGYAO!でも視聴できたことから、ネット上でもさらに口コミが広がった。

この大反響を受け、急きょ映画館での公開に向けて再編集した『本気のしるし《劇場版》』として公開準備をしていたタイミングでの朗報。深田晃司監督が初めてコミック原作の映像化に挑んだ作品で、「コミック原作」や「地方局のドラマを再編集した映画」という点でも異色の選出となる。

これにより、日本国内で10月9日から順次公開されることも決定。配給のラビットハウスは今年3月に始動したばかりの配給会社で、「立ち上げたばかりの絶好のタイミングで、新型コロナ騒ぎに見舞われました。絶望しつつある中での朗報に、スタッフは活気づいております」と喜びのコメントを寄せている。

■森崎ウィン コメント
ドラマとしてスタートしたこの作品が劇場版として、こんな歴史ある映画祭に選ばれたことを誇りに思います。純粋に嬉しいです!ありがとうございます。これをモチベーションに日々精進して参ります。

■土村芳 コメント
この作品に携わった全ての人の思いがカンヌへ届いた事、素晴らしいチームに、浮世に出会えた事、感謝の気持ちでいっぱいです。沢山の人達がこの物語と出会ってくれますように、、!

■星里もちる コメント
こんな隅っこのミニマムな物語が、広い世界で見られるのかと思うと、興奮が抑えられません。

■深田監督 コメント
ただただ驚いています。共感度0.1%と銘打たれた4時間に及ぶ物語の0.1%がフランスまで届いたのは、俳優・スタッフの尽力、まさに「本気のしるし」に他なりません。これを機に辻くんと浮世さんのグズグズな恋愛が世界中で愛されることを願っています。星里先生、やりました!