新型コロナウイルス感染拡大防止のため、2月29日から臨時休館していた鉄道博物館(さいたま市)が6月10日から営業を再開する。一部展示施設の閉鎖、イベントの中止などの感染拡大防止対策を講じた上での営業再開となる。

  • さいたま市の鉄道博物館が6月10日から営業再開

営業再開後は、開館時間を10~17時(最終入場16時30分)に短縮。窓口や券売機での入館券・年間パスポートの販売は行わず、すべて事前購入制の入館方法に変更する。このため、あらかじめセブン-イレブン、ローソン、ミニストップで販売する時間指定の入館券を購入する必要がある。6月分は6月5日から販売開始する。

入館時は検温と手指の消毒を行い、37.5度以上の発熱がある人は入館できない。未就学児以外はマスクを着用することとし、見学時はソーシャルディスタンスの確保を入館者に呼びかける。

「3密」を避けるため、各種シミュレータ、シアター、転車台回転、各種実演など、整理券や予約が必要な体験プログラムもしくは定期イベントなどはすべて中止に。タッチパネルやボタンなどに触れる展示も中止する。キッズプラザ(103トレインは見学可)、てっぱくホール、てっぱくひろばをはじめ、一部の展示施設を閉鎖するほか、ナハネフ22形客車・222形新幹線電車などの車内公開は中止する。