女優の上白石萌音が、あす16日に放送されるフジテレビの特番『お家で遊ぼう』(13:30~14:30 ※関東ローカル)で、バラエティMCに初挑戦する。

  • (左から)上白石萌音、ヒロミ、澤部佑=フジテレビ提供

この番組は、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、不要不急の外出を自粛している今だからこそ、芸能人たちにいつもより少し遊び心を持って自宅で遊んでもらい、その模様を視聴者に紹介していくというもの。上白石に加え、ヒロミ、ハライチの澤部佑がMCを担当する。

自宅で遊んでもらうゲストだけでなく、MCも含めた出演者全員が、本人の自宅からの完全リモート収録を実施。既存の企画をリモート収録に切り替えて放送をするバラエティは増えているが、この番組は完全リモート収録をベースに企画が立ち上がった。

収録日の1週間前に急きょ出演のオファーがあったことが明かされる中、MC3人とも、完全なリモートシステムでの収録は今回が初めて。収録形態に少し戸惑いながらも、ヒロミは「現場に行かなくてもいいということで、仕事が広がるね」、上白石は「お家で過ごす際の参考にしたい」、澤部は「妻と子どもが隣にいるので、あんまり大きい声が出せない」と語る。

今回、番組で紹介するのは「芸能人家族!自宅ドッキリ大作戦」「今日の晩酌のお供、なに?」「お家でモノマネSHOW」の3コーナー。

「芸能人家族!自宅ドッキリ大作戦」は、芸能人が自宅で、家族の誰か1人をターゲットにしたドッキリ考えて、実際に仕掛けるという企画で、トータルテンボスの大村朋宏家、次長課長の河本準一家、原口あきまさ家の3家族が参加する。いずれの家族のドッキリも、子どもたちのかわいさが満載だ。

「今日の晩酌のお供、なに?」は、この収録をしている今、自宅で晩酌をしている芸能人と、パソコンなどによるリモートシステムを使って中継をつなぎ、晩酌のお供は何なのか?を聞いていくという企画。参加するのは、ずんの飯尾和樹、高嶋政宏、なすなかにしの2人、ファーストサマーウイカ、FUJIWARAの藤本敏史、丸山桂里奈。MCも晩酌をスタートし、様相はもはや、今はやりのリモート飲み会だ。

酔いも手伝い、参加者から自宅の過ごし方が赤裸々に語られると同時に、リモート飲み会で大盛り上がり間違いなしのゲームや、MC3人も「何これ!」と仰天の飯尾によるとっておきの家遊びの紹介、さらに高嶋家では、妻のシルビア・グラブも緊急出演し、シルビアのパフォーマンスに大爆笑が巻き起こる。

そして「お家でモノマネSHOW」では、エハラマサヒロ家、キンタロー。家、Mr.シャチホコ&みはる夫妻の3家族が参加。現在、なかなかネタを披露する機会がない中、家族と協力し、自宅でできる手作り感満載のモノマネSHOWを披露する。珠玉のモノマネに笑いが止まらないのはもちろん、家族の強い絆で作られた、この番組だけのステージに注目だ。

  • (上段左から)ヒロミ、上白石萌音、澤部佑 (中段左から)藤本敏史、丸山桂里奈、ファーストサマーウイカ (下段左から)高嶋政宏、なすなかにし

さまざまな自宅遊びに触れたMCの3人。上白石は「皆さんのお宅にお邪魔している感じが、すごく楽しかったです。笑いすぎて汗がすごいので、このまま今すぐお風呂に入りたいです(笑)」、澤部は「リモートなので、ワチャワチャになる時もあるけど、緊張せず、リラックスしながらできて、非常にやりやすいですよね」、ヒロミは「(外出自粛が)解除になっても、ワザワザこの番組をやるっていうのも、いいかもしれないね。深夜でレギュラー放送とか、面白いと思う」と、続編への期待を膨らませていた。

フジテレビの松本祐紀プロデューサーは「スタッフ一同はじめてだらけの収録でした。内容を決める会議がリモート、出演者との打ち合わせがリモート、収録も全リモート…。本当に主要スタッフでも一度くらいしか会わなかったです。スタジオというベースがない中での収録は、システムや機材の選び方まで全て手探りで行われ誰もちゃんと撮れるという確証がないまま本番当日を迎えました。タレントさんが1人でも撮れるようにシミュレーションを重ね、機材や撮り方のマニュアルを作ったのですが、なかなか良いマニュアルに仕上がっていると思います。収録はなんとか無事(?)終えましたが、とにかく今までのテレビ作りでは感じたことのない、未知の未来感を終始感じました。そんなちょっとした未来感も楽しんで頂けたらと思います」と話している。

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