お笑いコンビ・ダウンタウンの浜田雅功と松本人志が7日、都内で行われた読売テレビ・日本テレビ系バラエティ番組『ダウンタウンDX』(毎週木曜22:00~)の収録で、1カ月ぶりに対面した。

  • ソーシャル・ディスタンスで松本人志(左)にツッコミを入れる浜田雅功=読売テレビ提供

新型コロナウイルス感染拡大防止のために収録を休止していた同番組。今回は、3月19日以来、49日ぶりのスタジオ収録となった。

緊急事態宣言が5月末まで延長され、厳戒態勢の中で行われたこの日の収録。番組関係者には検温や手指消毒、社会的距離(ソーシャル・ディスタンス)の確保などが徹底され、スタジオにゲストは登場せず、ダウンタウンの2人のみが出演した。

スタジオセットでは、2人の間にもモニターを挟んで2メートルほどの「ソーシャル・ディスタンス」が確保され、浜田には遠隔ツッコミ用に持ち手を長くした特製の「ピコピコハンマー」が用意された。

久々の番組収録の冒頭、まず2人が気にしていたのは自身の「声の調子」だ。自宅での自粛生活が続いている2人は、最近大きい声を出す機会がなかったため、番組収録で声を張ると「すぐ声が飛ぶんとちゃうか」(松本)、「こんだけしゃべってないと電話の声も出なくなってくるで」(浜田)と心配。

しかし、いざ収録が始まると、浜田はいつも通りの声を張ったタイトルコールを披露し、松本が「結構、声出てるやん!」と驚くと、浜田は自宅でカラオケ用のボイストレーニングの機器を購入し、喉が衰えないよう訓練してきたと明かした。

また、長く続く自宅での過ごし方についてお互いに質問し合った2人。浜田は「やることないから自宅にある不用品を断捨離。自分の部屋の掃除ばかりしていた」。一方の松本は「なんかやろうと思って、休んでる間に自分の屁の回数を数えようとしたけど、3日目で分からなくなった」などと報告した。

今回の収録は5月14日の放送分で、名物コーナー「打ち合わせでこんなの撮れちゃいました」の傑作選を中心に構成。有名人が打ち合わせの時に垣間見せた本人も自覚していない「クセ」や「おかしな行動」を発見して報告する企画だが、これまで紹介した約270人の中から、特にクセの強かった人たちの爆笑VTRを紹介する。

また、番組が新たに発見したダウンタウン2人のクセも報告。心理アナリストの亜門虹彦氏がリモートで登場し、2人が抱える深層心理を診断する。

松本は4月26日、自身のTwitterでレギュラー番組の収録について「いつ再開かなぁ~」とツイートしていたが、きょう8日には、こちらも1カ月ぶりとなる『ワイドナショー』(フジテレビ系、10日放送分)の収録に参加予定となっている。