ロックバンド・X JAPANのYOSHIKIが、24日放送のTBS系バラエティ番組『中居正広のキンスマペシャル』(20:00~22:00)に出演。世界中で新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、米ロサンゼルスから外出自粛を訴えるメッセージが放送された。

YOSHIKI

今回、YOSHIKIが自身の激動の半生を涙ながらに語った、2018年3月30日の放送を再編集した「金スマ波瀾万丈特別放送 YOSHIKI 衝撃の半生で知った、生きる意味」を放送。その冒頭で、メッセージ映像が流れた。

YOSHIKIは「緊急事態宣言、日本でも出てますが、本当に皆さんの健康と安全を祈っています」と語り出し、「(新型コロナウイルスについて)発言するべきなのかしないべきなのか、ずっと考えていて、もう発言しないと見てられないって。たぶん僕ね、この2週間で7キロくらい痩せちゃったんですよ。一番のストレスは、皆さんが心配でしょうがなかったというか、本当心配でね、もう黙ってられなかったんだよね」と胸中を告白した。

続けて、「これ例えいいかわからないですよ。間違ってたらごめんなさい」と前置きした上で、「(感染が)山火事だとしましょう。一つ一つの火が燃えている。その炎が移らないようにしないといけない。密集すれば密集するほど炎が一気に移ってしまう。そしてみんな感染してしまう。まだボヤのうちになんとか消さなきゃいけない。ただ、火っていうのは検査をしなければ見えないんですよ。だから、目に見えない火がどこかで燃えている可能性がある。みなさんが今は動く木なんです。だから木はその場でじっとしているほうがいい。その炎を人に灯しちゃいけない」と感染を山火事に例え、「検査してないから自分が燃えてる木なのかわからないけど、移動してしまったりするのは良くない。そこはみんなぜひ…」と外出自粛を呼びかけた。

YOSHIKIは緊急事態宣言が発出される前から警鐘を鳴らし、SNSや自身の動画配信チャンネルを使って連日発信を続けている。さらにYOSHIKIは近しいスタッフがヨーロッパで感染したことや、彼が在住するアメリカも日に日に深刻さを増している状況を肌で感じていることから、食糧支援や、打撃を受ける音楽業界、そして新型コロナウイルスと最前線で戦う医療従事者たちに多額の寄付を行っている。