トヨタ自動車は新型車「ヤリスクロス」を世界初公開した。先頃発売となった小型車「ヤリス」と同じプラットフォームを採用する都市型SUVで、パワートレインはガソリンエンジンとハイブリッドの2種類。日本では2020年秋ごろ、欧州では2021年半ばごろの発売を予定している。
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トヨタの新型車「ヤリスクロス」。開催中止となった「第90回 ジュネーブ国際モーターショー」で披露する予定だった新車だ
「ヤリス」の資質を継ぐ都市型SUV
ヤリスクロスはトヨタが同社の主力コンパクトカー「ヤリス」の資質を継承する新たなSUVとして開発したクルマ。ヤリスと同じく、「TNGA」(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)のコンパクトカー向けプラットフォーム「GA-B」を採用している。トヨタによれば、取り回しの良いボディサイズと居住性や荷室空間といったSUVらしいユーティリティ性能を両立したクルマに仕上がっているそうだ。
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「ヤリスクロス」のボディサイズは全長4,180mm×全幅1,765mm×全高1,560mm。前輪と後輪の間の幅(ホイールベース)は2,560mm
パワートレインは直列3気筒1.5LダイナミックフォースエンジンとそのHV仕様の2種類。駆動方式はガソリンエンジン仕様が前輪駆動(FF)と4輪駆動(4WD)、HV仕様がFFと電気式4輪駆動(E-Four)から選べる。
トヨタの都市型SUVといえば、もともとは「C-HR」があり、そこに先日、ダイハツ工業の手による「ライズ」が加わったばかり。今度はヤリスのSUVバージョン(?)が登場し、選択肢はさらに豊富になる。
