新型コロナウイルスの感染拡大防止を目的に4月7日、7都府県を対象に特別措置法に基づく緊急事態宣言が発令され、4月16日には全都道府県に拡大。これを受けて住民は不要不急の外出を控え、各企業も活動規模の縮小を迫られるなどの対応に追われている。

多くの企業でテレワークなど在宅勤務への切り替えが行われ、商談や会議もWebで行う試みが進んでいるようだ。今回は、マイナビニュース会員305人にアンケートを実施し、「Web商談・会議の失敗談」について聞いた。

  • Web商談・Web会議の失敗談は?

Q.あなたは仕事において、Web商談・Web会議を行ったことがありますか?

「はい」(67.5%)
「いいえ」(32.5%)

Q.Web商談・Web会議の失敗談があれば教えてください

■「セッティングや操作に不慣れだった」

・「設定を間違えて、迷惑をかけてしまった」(49歳男性/フードビジネス/販売・サービス関連)
・「なかなか相手につながらず、かえって時間がかかってしまった」(40歳男性/その他/事務・企画・経営関連)
・「始まる前の会話が配信されていた」(38歳男性/その他/技能工・運輸・設備関連)
・「会議室に出席者全員が映らなかった」(35歳男性/窯業・セラミック/事務・企画・経営関連)
・「最初のうちはマイクオン、オフやカメラオン、オフなどがうまくわからず、聞こえなくてもいい内容などが相手に伝わってしまった」(40歳男性/通信関連/営業関連)
・「会議室の時間が足らず、移動を余儀なくされた際に再接続に手間がかかり、時間を待ってもらった」(30歳男性/リース・レンタル/営業関連)

■「通信トラブルがあった」

・「接続環境が不安定で、途中で切断した」(36歳男性/その他メーカー/その他・専業主婦等)
・「ネット環境が不安定で、会議中に画像が落ちた」(43歳男性/不動産/技能工・運輸・設備関連)
・「電波の悪いところで、会話が途切れ途切れになった」(35歳男性/その他/IT関連技術職)
・「タイムラグによって相手側の大切な発言が後から届いて、まとまりかけた話が崩れた」(44歳男性/サービス/専門サービス関連)
・「複数の人々でテレビ越しで会議をしていた際、接続が悪いのか、テレビの向こうで話す一人の人の発言がよく聞き取れなかった。たくさんの人が参加しているので、『聞こえないです』というのも気が引けて、そのまま放置していたら、『今の発言についてどう思いますか』と私に意見を求められた。いまさら『聞こえていませんでした』とも言えず、その人の発言とは関係ないことを話してその場を切り抜けたが、私のことを"頓珍漢"だと思った参加者も多かったことだろう」(49歳女性/教育/事務・企画・経営関連)

■「会議の雰囲気を掴みづらい」

・「商品のイメージが伝わり難かった」(45歳男性/レジャーサービス・アミューズメント・アート・芸能関連/技能工・運輸・設備関連)
・「修正する点を上手くフォローできなかった。雰囲気がつかめず、そのまま会議を進めてしまった」(41歳男性/ドラッグストア・調剤薬局/販売・サービス関連)
・「相手の気配を感じないため少し気を抜いていたら、見られていて注意された」(39歳男性/流通・チェーンストア/営業関連)
・「常時録画されているので、今まで以上に言葉を選び慎重にならざるを得ない。良いことでもありますが、吉本興業の社長のように『テープ回してないやろな……』となり一言一句、揚げ足を取られないように慎重になった」(47歳男性/ホテル・旅館/事務・企画・経営関連)

■「時間や相手を間違えた」

・「相手を間違えてしまった」(30歳男性/食品/その他技術職)
・「発表する内容を一週間ずれて伝えてしまった」(43歳男性/サービス/その他技術職)
・「寝坊してしまった」(39歳男性/設計/専門サービス関連)

■「間違った資料を用意してしまった」

・「別の資料を出してしまった」(40歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「見せてはいけない資料をメンバー全員に共有してしまったことがある」(48歳男性/流通・チェーンストア/IT関連技術職)

■「その他」

・「まわりが騒がしく、うるさかった」(31歳女性/専門店/販売・サービス関連)
・「家族の声が入ってしまった」(37歳男性/化粧品・医薬品/その他技術職)

■総評

調査の結果、仕事において、Web商談・Web会議を行ったことがある人は67.5%、ない人は32.5%となり、全体の3分の2強はWeb会議の経験者であることがわかった。

Web商談・会議の失敗談について聞いたところ、「セッティングや操作に不慣れだった」や「通信トラブルがあった」、あるいは「会議の雰囲気を掴みづらい」ことを理由とするものが多かった。

「セッティングや操作に不慣れだった」に関しては、初めてWeb・ミーティングを試みる際の設定や操作に手間取り、相手を待たせてしまったなどの失敗談が寄せられている。マイクやカメラのセッティングは、時には会議の質や成否そのものを左右するだけに、いろいろと気を遣う部分もあることだろう。中でも「オン、オフなどがうまくわからず、不要な内容が相手に伝わってしまった」「始まる前の会話が配信されていた」などは、Webゆえの失敗談かもしれない。

「通信トラブルがあった」という声も多い。接続環境が安定せず、「途中で切断してしまった」「声が聞こえない」「映像が映らない」など、さまざまなトラブルが報告されている。これらは設定や操作の不手際ではなく、純粋に通信状態や機器に依存するものであるだけに、コントロールが効かないところがなんとも悩ましい。大切な発言を聞き逃すなど、Webならではのデメリットと言える。

「会議の雰囲気を掴みづらい」では、音声や映像はあるものの細かなニュアンスや機微が伝わりづらいという体験が寄せられている。やはり生身の空気感を共有するのとは異なる環境だけに、日本人が得意とする「場の空気を読む」や「阿吽の呼吸」といったテクニックを発揮しにくいという事情があるようだ。

そのほかにも、「時間や相手を間違えた」や「間違った資料を用意してしまった」など、対面ではあまり起こらないであろうケアレスミスも、Webでは起こりやすくなる。「まわりが騒がしく、うるさかった」や「家族の声が入ってしまった」なども、"Webあるある"の典型かもしれない。

新型コロナウイルス対策をきっかけとして一躍、注目を集めるテレワークやWeb商談・会議。事態の終息後も一定程度、定着していくのではないだろうか。今回寄せられた失敗談も、笑い話として語り合える日がすぐに来ることを願ってやまない。

調査時期: 2020年4月14日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 305人
調査方法: インターネットログイン式アンケート

※写真と本文は関係ありません