新型コロナウイルスの影響による小学校の休校などに伴って、小学3年生の長女・5歳の次女とのテレワーク生活を送っているというイラストレーターの栗生ゑゐこさん。

"バタバタしながらも一応まわっている"という日々の様子や、仕事を進めるための工夫について教えていただきました。

最近の栗生家と気づき

遊びに集中してもらうための工夫

子どもと一緒のテレワーク生活においては、「子どもが何かに没頭している間に仕事をする」というのが常道になってくると思います。

漫画では、「動画を観たいキッズ VS 他のことをさせたい親」と描きましたが、我が家では「子どものテレビや動画の視聴時間は、連続でなければ良し!」と割り切りました。

Amazonプライム・ビデオの子ども向け番組や、録画しておいたEテレの番組に、大変お世話になっています。

また最近では、工作用にティッシュ箱やラップの芯、ゼリーのカップなどをためたり、粘土遊びなら粘土だけでなく、加工用のヘラや型を複数用意したりしています。

遊びのバリエーションを増やすことで、しばらくの間夢中になってくれるので、仕事時間も多少は捻出できますよ。

こういったクラフト系の材料を買うときには、便乗して自分が欲しい大物玩具や教育機材などの購入も検討できるといいですね。

私の場合は、天体望遠鏡や顕微鏡、ハイテク地球儀、トランポリン、キックボード、家庭用プラネタリウムなどを狙っています……大変な状況だからこそ、子どもだけでなく、"自分がわくわくできる"というのは、大事なポイントだと思います。

仕事も家事も無理しない!

また、細かいことかもしれませんが、仕事上で注意しているのは「常にデータ保存をする」ということです。子どもと一緒にいると、頻繁に「子どもに無理やり手を引かれて遊びに参加させられる」からです。

それから、お昼ごはんはスーパーのお惣菜を活用するなど、家事の量も減らしています。

子どもと一緒のテレワーク生活も早1カ月半、難しいなりに、自分なりのハックが積みあがってきている気がします。

ただ、やはり「いつも通りの仕事量で、キッズ対応はできない」と感じています。

「全国に緊急事態宣言」という非常時なのだから、「日々をまわしているだけで満点」ではないでしょうか? 家族のことを考えるのも大事ですが、大変な事態を乗り越えるために、自分も大事にしてあげてくださいね。