俳優の窪田正孝が主演を務めるNHKの連続テレビ小説『エール』(総合 毎週月~土曜8:00~ほか ※土曜は1週間の振り返り)。福島県出身の作曲家・古関裕而氏と妻で歌手としても活躍した金子氏をモデルに、音楽とともに生きた夫婦を描く本作で、主人公の古山裕一を窪田、妻となる関内音を二階堂ふみが演じている。

また、裕一の父・三郎を唐沢寿明、母・まさを菊池桃子、弟・浩二を佐久本宝が演じ、古山家の掛け合いも見どころだ。唐沢と主演の窪田は、ドラマ『THE LAST COP/ラストコップ』で共演して以来、プライベートでも深い関係に。そんな唐沢との再共演について、窪田に話を聞いた。

  • 『エール』主人公・古山裕一役の窪田正孝(左)と父・三郎役の唐沢寿明

窪田は「自分が主役で朝ドラをやるということでスケジュールを空けて、三郎さんという役をやっていただいたと聞いて、本当に感謝しかなくて。僕がこうなれたのも唐沢さんのおかげな部分がすごく大きくて、現場での立ち振る舞いなど…全員が気持ちよくいられる現場ってなかなかないんですけど、唐沢さんは常にそういう現場を作られていて、俳優部が楽しんでやっているとスタッフさんにも広がっていく。そういう背中を見させてもらっています」と唐沢への思いを告白。

「唐沢さんがいるときは僕も甘えられますし、あれだけの大御所の方なのにフランクに接することができるのも、あの人柄なのかなと思います」と続け、「『THE LAST COP/ラストコップ』というドラマでご一緒させてもらって、あのときは義理の父になったんですけど、やっと今回本当の父親、親子になれて、僕の中ではまた一つ新しい境地にいったなという気がしています」と、親子役での共演を喜んでいる。

なお、出演が発表された際、唐沢は「主役の窪田君は数年前に共演してからいつも頑張っている姿を間近で見ていたので、今回、自分が何か力になれることがあるなら喜んで参加したいと思いました。役柄の父親としても、役者仲間としても成長する姿を見守っていきたいと思います」と力強いコメントを寄せていた。

■プロフィール
窪田正孝
1988年8月6日生まれ、神奈川県出身。2006年にドラマ『チェケラッチョ!! in TOKYO』(フジテレビ)で初主演を務める。2012年、映画『ふがいない僕は空を見た』でヨコハマ映画祭最優秀新人賞、高崎映画祭最優秀助演男優賞。2014年度前期NHK連続テレビ小説『花子とアン』でヒロインに想いを寄せる青年・木場朝市を演じ、お茶の間の注目を集める。主な出演作品は、ドラマ『平清盛』(NHK)、『ケータイ捜査官7』(テレビ東京)、『Nのために』(TBS)、『デスノート』(日本テレビ)、『ヒモメン』(テレビ朝日)、『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~』(フジテレビ)、映画『東京喰種トーキョーグール』など。

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