お笑い芸人のカンニング竹山が、フジテレビの新バラエティ番組『石橋、薪を焚べる』(7日スタート、毎週火曜24:25~ ※関東ローカル)の初回ゲストで出演する。

  • カンニング竹山(左)と石橋貴明=フジテレビ提供

お笑いコンビ・とんねるずの石橋貴明が、ゲストと焚き火を前に語り合う同番組。『とんねるずのみなさんのおかげでした』や『石橋貴明のたいむとんねる』に出演し、石橋と長きに渡って親交がある竹山は約20年前、30代前半の頃の売れていなかった当時、マネージャーのなり手もなく、事務所をクビになりそうになったことがあると言う。そんな状況を間一髪、救ってくれた先輩芸人について、詳細に語る。

しかもそのとき、竹山は500万円もの借金を抱えていた。ヤミ金にまで手を出したという壮絶な生活からどのように抜け出すことができたのか。そこにはまるでドラマのような話が。そして、その時流した涙の理由とは…。

カンニングを語るには、避けて通ることができない、06年12月の相方・中島忠幸の死。それは借金生活から抜け出し、徐々にテレビにも出始めて軌道にのったように見えてきた、矢先だった。相方の死後も、竹山にはテレビのオファーは止まらないが、当時のことを「ふわーっとしたまま働いている感じ」と振り返る。

そんな折に、ある放送作家から、ライブをやらないかと誘いを受ける。今ではすっかり定着した『放送禁止』だが、はじめはその誘いを断ったのだという。あらたな挑戦に挑むにいたった葛藤と、『放送禁止』誕生秘話を語る。

まだ売れていない時代、よく東京・中野の広場で稽古をしていたというカンニング。中野サンプラザの舞台に立つことを夢見て、ホテルを見上げては、いつか泊まりたいと中島とも語ったという。その後、月に1回の『東京ビタミン寄席』に出演するようになり、そしてそれがケーブルテレビで放送が開始されると、2人を取り巻く環境にある変化が。その竹山が今年、中野サンプラザで1日限りのライブを行う。“中野”への熟知たる思いを語る。

収録の最後に竹山は「キャンプでこうやって焚き火の前で語り合うって、だいご味ですね」と話し、石橋も笑顔で「いいね、男2人で」と応えていた。

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