――お話をうかがっていますと、勇翔さんの「牙狼<GARO>」、そして雨宮監督の作り出す"雨宮ワールド"への強い愛情がわかりますね。

雨宮監督からはいろいろと『牙狼<GARO>』についての"アツい"お話をうかがいました。僕が「シリーズごとにガロの"鎧"の形が変わるのはなぜですか?」と尋ねたら「鎧は一個の絶対的な形を持つものではなく、時代に応じて変化している。いつの時代にも、ガロの称号を受け継ぐ魂を持っている者だけに得られる鎧なんだよ」なんておっしゃって、そうなんだ!と感激していました。

――新シリーズ『GARO -VERSUS ROAD-』の第1話では、勇翔さんをはじめとする『牙狼<GARO>』ファンのみなさんが期待される"魔戒騎士"や"魔戒法師"といったホラーと戦える戦士たちの姿が見えませんね。

そうなんです。企画書や台本をいただく前は僕も「ついに魔戒騎士の衣装を着ることができるのかな」なんて期待していたんですけれど、従来のシリーズとはかなり色合いが異なっていました。

――勇翔さんが演じられる天羽亮介という人物について教えてください。

あまり多くを説明できないのですが、まずは"ケンカが強い"男であると。そして、彼にとっての日常生活は、あまり有意義ではないという部分が重要ですね。VRゲームに参加することになったとき、天羽にとっては"ここなら思う存分戦うことができる"といった気持ちになり、だんだんと"素"の部分を周囲に見せていくようになります。

――天羽と勇翔さんとで、共通しているところはどこですか?

それはもう"ファッションセンス"ですね! 天羽は黒いライダースを着て、中は白Tシャツ、黒パンツにブーツという格好なんですけれど、これって僕がふだん着ているものとほぼ一緒なんです。衣装を決めてくださったのは監督なんですが、衣装合わせをしたとき、すぐ「これって、ふだんのオレだ!」って思いましたから(笑)。

――アクションシーンを体験されてみて、どのような思いを抱かれましたか。

激しいアクションがあってこその『牙狼<GARO>』ですからね。ああ、今僕は『牙狼<GARO>』の撮影をしているなあという実感がわきました。今回の『GARO -VERSUS ROAD-』では、VRゲームのプレイヤーとなった青年たちをホラーが襲っていき、殺されたくなければ逃げるか、戦うしかないという状況なんです。大勢の人たちがとまどい、逃げ惑う中で、天羽だけはホラーに対して積極的に"戦い"を挑みます。彼は常に"強いヤツと戦いたい"という思いを抱いているんです。ただ、ホラーは人間のレベルをはるかに上回る力で襲ってきますから、一撃で弾き飛ばされたりすることもあるんです。それでも、天羽は武器を持たずに"素手"で戦いに向かうところが大きな特徴なんです。みんなは何かしら武器を手にしているんですけどね(笑)。

――最後に勇翔さんから『GARO -VERSUS ROAD-』の見どころをお願いします。

僕自身が熱心な『牙狼<GARO>』ファンだという自負がありますし、ファンのみなさんの"気持ち"も理解しているつもりです。今回のストーリーを知った方は「えっ、そうなの?」と驚いたり、「これは方向性が違うんじゃないの」と受け入れられないところがあったりと、今までの流れとかなり違うシリーズだからこその"違和感"を覚えるかもしれません。でも、僕はその違和感こそが『牙狼<GARO>』のひとつのチャレンジであり。次のステップへと発展し、今後の『牙狼<GARO>』の可能性を広げることになるのだと思います。番宣ポスターのコピーにあるとおり「GARO新章」ということで、新たな『牙狼<GARO>』を観ていただき、ファンの方たちに支えていただきたいシリーズです。一方で、初めて『牙狼<GARO>』をご覧になる人たちにもすんなりと入っていくことのできる、面白くてスリリングなドラマが展開しますので、ぜひ放送を楽しみにしていてほしいです。

(C)2020「VERSUS ROAD」雨宮慶太/東北新社