女優の吉高由里子、榮倉奈々、大島優子が共演する日本テレビ系ドラマ『東京タラレバ娘』が、スペシャルドラマとして3年ぶりに復活することが29日、分かった。『東京タラレバ娘2020』と題し、今年の夏に放送される。

  • (左から)榮倉奈々、吉高由里子、大島優子=日本テレビ提供

「タラレバばっかり言ってたらこんな歳になってしまった!」と、3人が恋に仕事に悪戦苦闘する同ドラマ。今回は、33歳になった倫子(吉高)、香(榮倉)、小雪(大島)の姿が描かれる。

香は一足早く結婚して今は人妻、小雪は夢だった自分の店の準備を進め、倫子もついに、結婚へ向かおうとしていた。しかし、次々と思いがけない問題が勃発。3人は“幸せ”を手に入れることができるのか…。

原作の東村アキコ氏は「『東京タラレバ娘』のドラマから、あっっっという間にもう3年…実はその3年前から、『2020年にスペシャルドラマをやりましょうね!』とみんなで約束してたんです。それが本当に実現して作者としてこれ以上の喜びはありません! 遠い未来だと思ってたオリンピックイヤーがやってきて、しかも残念ながら延期になってしまいましたが、タラレバ娘の3人にはまたあの頃のように、いえ、さらにパワーアップして暴れてもらって日本に元気を与えてほしいと思っております」と期待を語っている。

吉高、榮倉、大島のコメントは、以下のとおり。

――2017年1月期放送の連ドラから3年経ちましたが、スペシャルドラマ『東京タラレバ娘2020』として帰ってくると聞いた時の率直な感想をそれぞれお聞きかせください。

吉高:私は、シーズン2とか(連ドラからの)スペシャルドラマ化っていうのを経験したことがなくて、今回が初めてなんです。その初めての作品が『東京タラレバ娘』で、すごくうれしかったです。

榮倉:連ドラが終わったとき、3人でいつかまたやれたらいいねと、タラレバ話をしていました。それが本当に実現する!と決まり、うれしい反面、少し恐怖心があります。

――なぜ、恐怖心なんですか?

榮倉:セリフがいっぱいあるので大変で…(笑)。そこが視聴者の皆さんも楽しみにしてくださっているひとつだと思うのですが、3人のマシンガントークが本当にプレッシャーです。

大島:この3年間に「東京タラレバ娘、観てました」とか、「すごい好きだったんです」っていう声を直接聞くことがたくさんあったので、帰ってくることができてとてもうれしいです。皆さんの期待に応えられるように頑張りたいなと思いました。

――タラレバ娘の小雪役には思い入れが強いとお聞きしましたが…

大島:強いです。私、このために前髪を伸ばしてたんですよ(笑)。終わってしばらく経った時に、もしかしたらスペシャルドラマがあるかも?みたいな話が出始めて。そこから「よし!」と思って、連ドラの時はエクステだったので、地毛でどうにかできるように、ずっと大事に大事に前髪を育ててましたね(笑)

吉高:(大島の頭をなでながら)成長したね、地毛だもんね(笑)

大島:ありがとうごさいます(笑)

――タイトルにちなんで、「あの時ああだったら」「こうしてれば」…のような「タラレバ」話を教えてください。

大島:3人が実年齢も同年代ということで、もし違う年に生まれてたら、めぐり会わなかったし、(この3人での)タラレバ娘ってなかったのかなって思いました。プライベートでも会ってご飯したりして、こんなにキュッ!と仲良くなることなかったのかなって。

吉高:確かに! こんなに仲良くなるとは思わなかった。終わってから3年経っても、ご飯ちょこちょこ行ったり、おうちに遊びに行ったりして。いい出会いだったなって。

榮倉:確かに、素敵な出会いだったと私も思います。

――最後に、『東京タラレバ娘2020』を楽しみにしている視聴者の皆さんに一言お願いします。

吉高:今回も、楽しく、かわいく、ハッピーな気持ちになるドラマになると思うので、3年たった3人娘たちを…もう娘とは言えないかもしれないけれど(笑)、見守っていただけたらうれしいです!

榮倉:たくさんの方に愛されたタラレバ娘を、また演じることができて、私自身もとてもうれしいです。明るく楽しいドラマを届けられるように頑張ります!

大島:また3人のドタバタ劇が始まるわけなんですけれども…それぞれが、自分が追い求める「幸せ」っていうものを見つけようとあがいていますので、その姿に是非とも注目してください!