「JR東日本ホテルメッツ五反田」「アトレ五反田2」が3月26日に開業した。JR五反田駅直結のビルの1~3階が「アトレ五反田2」、3~10階が「JR東日本ホテルメッツ五反田」となる。開業に先立ち、3月24日に内覧会が行われた。

  • JR五反田駅直結の「JR東日本ホテルメッツ五反田」「アトレ五反田2」が開業(写真:マイナビニュース)

    JR五反田駅直結の「JR東日本ホテルメッツ五反田」「アトレ五反田2」が開業

JR東日本ホテルメッツは首都圏を中心に、主要駅から徒歩1~3分圏内の「駅近ホテル」を展開。昨年は「JR東日本ホテルメッツ札幌」の開業で北海道に進出したほか、都内においても「JR東日本ホテルメッツ秋葉原」「JR東日本ホテルメッツ東京ベイ新木場」が新たに開業した。3月26日に開業した「JR東日本ホテルメッツ五反田」は五反田駅東口に直結しており、3階にフロントとロビーが併設されている。

チェックインの手続きは、エレベーターで3階に上がった後、奥のセルフチェックイン機にて行う。セルフチェックイン機の向かって右側にアメニティコーナーとコーヒーサーバーがあり、周辺エリアのマップや観光情報を案内するデジタルサイネージも設置されている。スタッフも常駐しているので、わからないことがあれば気軽に聞いてみると良い。

  • 3階に設置されたセルフチェックイン機とアメニティ、コーヒーマシン。その隣にデジタルサイネージも

客室は4~10階に計166室を設けた。全タイプ共通で、基本的に2人までの宿泊とされ、各部屋で液晶テレビ・ビデオオンデマンド・無線LANなどを利用可能。ウェルカムドリンクとしてミネラルウォーターが提供される。

開業前に行われた内覧会では、まず5階の「スタンダードツイン」を見学した。「スタンダードツイン」は26室あり、1室あたりの面積は20平方メートル。このタイプには幅110cmのベッドが2台設置されている。室内空間に余裕があり、大型の荷物がある場合も置きやすい。リーズナブルな価格でツインベッドの部屋に宿泊したいなら、このタイプが適しているといえるだろう。

  • 「スタンダードツイン」の客室

  • 浴室・トイレは広々としながらも独立している

  • ウェルカムドリンクのミネラルウォーター。ラベルもここならでは

続いて「スーペリアダブル」と「スーペリア」を見学。「スーペリアダブル」は46室あり、1室あたりの面積は18平方メートル。数値で見るとコンパクトな空間のように感じられるが、ベッド幅は160cmとなっており、1人はもちろん、2人での宿泊時もかなり余裕を持ったスペースで寝られる。

「スーペリア」は1室あたりの面積が17~18平方メートル。51室あり、うち5室において、エキストラベッドを引き出すことにより、3人まで宿泊可能となる。「スーペリアダブル」と比較すると、「スーペリア」のほうが客室面積・ベッド幅(140cm)ともにコンパクトにまとまっていて、1人での宿泊にも十分適している。なお、両タイプともに洗面所・浴室・トイレのレイアウトが他のタイプと若干異なる。

  • コンパクトな部屋に幅160cmベッドの「スーペリアダブル」

  • 施設中最も室数が多く、利用しやすい「スーペリア」。うち5室は3人まで宿泊可能

  • 「スーペリア」「スーペリアダブル」は一部設備のレイアウトが異なる

客室の最後は4階に5室ある「プレミアムツイン」を見学。1室あたりの面積は24平方メートルで、「スーペリア」の5室と同じく、エキストラベッドを活用することで3人まで宿泊できる。プレミアムルームに限り、室内にコーヒーメーカーを設置しており、フロントまで行かずとも気軽にコーヒーでくつろげる。

  • 「プレミアムツイン」は室内の広さ、ベッド幅ともに余裕があり、ゆったりと過ごせる。部屋にコーヒーメーカーがあるのもうれしいポイント

客室はこれらの他にも、「プレミアムダブル」14室、「スーペリアツイン」23室、ユニバーサル対応の「プレミアムツイン」1室を用意した。空室状況は公式サイトで確認できるので、予定に合わせて泊まりたい客室タイプをチェックしておくと良いだろう。

今回の内覧会では、1~3階にオープンする「アトレ五反田2」も見学できた。3階では、ロビー・フロントに隣接して、ダイナー・カフェ・バー「CARROLL」がオープン。ホテル宿泊客の朝食会場にもなる。朝食は和食・洋食・丼セットからひとつを選択する。ヴィンテージモダンがコンセプトの店内はユニークかつ大人な雰囲気。とくに窓側の座席はトレインビューとしてもおすすめしたい。五反田駅ホームがすぐ近くに見える。

  • 朝食は3種類からひとつ選択。おしゃれな店内で、トレインビューを楽しみながらの食事もできる

ダイナー・カフェ・バー「CARROLL」の営業時間は6時30分から23時30分まで。朝食時間は10時30分まで。タコスやパスタなどを食べ、バーカウンターでお酒やおつまみを嗜むなど、楽しみ方は人それぞれ。「アトレ五反田2」ではその他、3階にヘアカット専門店「QBハウス」(営業時間10~20時)、2階に「ユニクロ」(営業時間10~21時)がオープンする。

  • 「CARROLL」のランチ以降メニューの一例

  • バーカウンターで仕事帰りに1杯という楽しみ方も

  • リーズナブルな価格で利用できる「QBハウス」も出店

1階には、駅ナカに店舗を多数展開する点心専門店「PAOPAO」が、イートインコーナーを備えた新業態「点心酒場PAOPAO+」(営業時間10~23時)として出店。イートインではランチメニュー4種(休日は2種)と、バリエーション豊富なギョーザ・シューマイなどをそろえる。ジューシーな味を出来立て熱々で楽しめるだけでなく、従来通りのテイクアウトも可能だ。

同じく1階、都営浅草線五反田駅A3出入口に近い位置にあり、プロントコーポレーションが運営する「PRONTO IL BAR」(営業時間7~23時。17時30分からバータイムに切り替わる)では、モーニング・ランチ・バータイムのそれぞれで「プロント」ならではのパスタやバータイムを満喫できる。店内は緑色のタイルを使用したレトロモダン&カジュアルな空間で、男女問わず気軽に立ち寄れる雰囲気となっている。

  • 「点心酒場PAOPAO+」では、駅ナカで買える点心の味を出来立てそのままに。「PRONTO IL BAR」では、自分に合った時間に食事やお酒を楽しめる

新たに開業した「JR東日本ホテルメッツ五反田」は、五反田駅直結という利点に加え、品川・渋谷方面ともにアクセス良好な位置にあり、遠方からこの周辺エリアに出張・旅行する機会があるなら、ぜひ宿泊を検討してみてほしい施設だと感じた。なお、「JR東日本ホテルメッツ五反田」「アトレ五反田2」の開業にともない、五反田駅西口の「アトレヴィ五反田」は「アトレ五反田1」に名称変更されている。