JR九州は関門トンネルの開業77周年を記念し、トンネルの構造・技術・歴史や、トンネルを通っていた懐かしの列車などを紹介する案内板を門司駅5・6番のりばに設置し、3月27日14時から公開すると発表した。

  • 案内板のイメージ(左が5番のりば側、右が6番のりば側)

関門海峡の海底をくぐり、本州と九州を結ぶ関門トンネル(山陽本線下関~門司間)は、1942(昭和17)年11月15日に下り線が開業。昨年、開業77周年を迎えた。当時、世界でもほとんど例を見ない海底トンネルであったことから、「世紀の偉業」と称えられ、現在も大動脈として機能している関門トンネルだが、これまで利用者が詳細を知ることのできる掲示物等は存在していなかった。

案内板は77周年の「喜寿」を記念するとともに、関門トンネルの建設や保守、運転業務に携った先人の功績を称えるために設置される。高さ2m・幅1.7mで、5番のりば側に関門トンネル下り線海底中央部付近の写真、6番のりば側に関門トンネルの構造・技術・歴史、関門トンネルを通っていた懐かしの列車などを掲示する。

案内板が公開される3月27日14時は、78年前に関門トンネル下り線が貫通した(トンネルの本坑がつながった)日時だという。公開後は門司駅の営業時間中(4時30分から最終列車まで)において、門司駅で有効な乗車券・定期券・入場券を持っていれば自由に閲覧することができる。