マイナビは3月18日、第11回「マイナビ 2021年卒 大学生のライフスタイル調査<働き方編>」を発表した。調査期間は2019年11月25日~12月23日、調査対象は2019年11月25日時点のマイナビ2021会員の大学生・大学院生で、有効回答は4,850人。

男子の育休希望、初の5割超え

  • 共働き志向の推移

子育てについての考えを尋ねると、「育児休業をとって積極的に子育てしたい」と答えた割合は、男子が前年比7.9ポイント増の51.5%、女子が同5.4ポイント増の71.4%と、ともに大幅に増加。男子は2014年卒を対象とした調査開始以降初めて半数を超えたほか、男女差も調査開始以来最少の19.9ポイントとなった。

結婚後の仕事に関する考えを聞くと、「夫婦共働き」を希望する割合は、男子が同7.0ポイント増の56.5%、女子が同3.5ポイント増の74.3%。男子で初めて5割を上回り、ともに調査開始以降で最多となった。他方、専業主婦志向の割合は、男女ともに大きく減少し、男子は同5.7ポイント減の35.7%と初の4割未満、女子は同4.2ポイント減の16.7%と初めて2割を下回った。

興味のある社会問題を問うと、女子は文系・理系問わず、「少子化・働く女性支援」(文系60.1%、理系52.1%)が5年連続の1位。次いで、文系の2位は「いじめ・教育問題」(46.9%)、理系の2位は「高齢化社会」(39.5%)と続いた。一方、文系男子の1位は「高齢化社会・介護問題」(37.8%)、2位は「非正規社員・労働問題」(36.5%)、理系男子の1位は「地球温暖化」(41.5%)、2位は「高齢化社会・介護問題」(36.9%)となった。

また、欲しい子どもの平均人数は、女子が「平均2.1人」(前年比0.03ポイント減)、男子が「平均2.24人」(同0.06ポイント減)と、ともに前年より減少した。