俳優の渡邊圭祐が、綾野剛と星野源がW主演を務めるTBS系ドラマ『MIU404(ミュウ ヨンマルヨン)』(4月スタート、毎週金曜22:00~)に出演することが17日、明らかになった。自らを“特派員REC(レック)”と名乗り、ライブ配信を生業にする謎に包まれた人物を演じる。また、俳優の金井勇太、生瀬勝久の出演も決定。さらに、声優の平野文が第1話にゲスト出演することも発表された。

  • 左から糸巻貴志役の金井勇太、特派員REC役の渡邊圭祐、我孫子豆治役の生瀬勝久、西田ふみこ役の平野文

このドラマは、『逃げるは恥だが役に立つ』『アンナチュラル』(ともにTBS)などで知られる脚本家・野木亜紀子氏のオリジナル脚本による一話完結ドラマで、警察内部で“何でも屋”と揶揄されながらも犯人逮捕にすべてを懸ける初動捜査のプロフェッショナルである「機動捜査隊」(通称:機捜)が、24時間というタイムリミットの中で事件解決を目指す物語。

警視庁の働き方改革の一環で作られたという架空の設定の臨時部隊「警視庁刑事部・第4機動捜査隊」が舞台で、綾野が演じる機動力と運動神経はピカイチだが機捜経験がなく、刑事の常識にも欠ける伊吹藍(いぶき・あい)と、星野が演じる常に先回り思考で道理を見極める志摩一未(しま・かずみ)は、この“4機捜”でバディを組む。また、“4機捜”のメンバーとして、岡田健史、橋本じゅん、麻生久美子も出演する。

このたび、“4機捜”のメンバーを取り巻く重要なキャラクターに渡邊圭祐、金井勇太、生瀬勝久の出演が決定した。

渡邊が演じるのは、自らを“特派員REC(レック)”と名乗り、運営するWEB動画チャンネルで興味のあるネタに妄想を絡め面白おかしくニュース調に配信。ゴシップ的な動画を配信していたら、やがて“4機捜”の存在を知ることになり、深く関わっていくという役どころだ。渡邊といえば、『仮面ライダージオウ』(テレビ朝日)のウォズ役で俳優デビューし、『恋はつづくよどこまでも』では、血を見るのが苦手なヘタレキャラの新人看護師役を演じ切った。本作では一変、存在が謎に包まれた影のある役をどのように演じるのか、期待が高まる。

金井が演じるのは、第1機捜隊員の糸巻貴志(いとまき・たかし)。防犯カメラ映像の解析やSNSのリアルタイム監視などを職務とし、捜査をサポートするという役どころで“4機捜”のメンバーと関わっていく。そして、本作の舞台である機動捜査隊が設置されている刑事部のトップ・我孫子豆治(あびこ・とうじ)にベテラン俳優の生瀬勝久が決定。架空の設定である臨時部隊“第4機動捜査隊”の設立を承認した重要人物だ。

さらに、第1話のゲストとして、アニメ『うる星やつら』のヒロイン・ラム役の声優として知られるほか、DJ、ナレーター、エッセイストとしても活躍する平野文の出演も決定。初回で巻き起こる事件のキーパーソンとなる明るく優しいおばあちゃん・西田ふみこ役を熱演する。

渡邊圭祐、金井勇太、生瀬勝久、平野文のコメントは以下の通り。

■渡邊圭祐
この度、特派員RECを演じさせていただきます、渡邊圭祐です。彼は謎に満ちていて、この先どうなっていくのか、僕もまだ知りません。今の時代らしく、ライブ配信を生業にするRECが、物語にどのようにからみ影響を及ぼしていくのか、自分自身とても楽しみにしています。皆様に毎週楽しんで頂けるよう、作品の1つのピースとして尽力していきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

■金井勇太
刑事モノのオリジナルエンターテインメント。全角でたった20文字の超難関に挑まんとする最強のチームが集いました。僕は綾野剛さんとは5年ぶり、星野源さんとは17年ぶり(!)の共演で、シーン尻のアドリブが止まりません。撮影はまだ始まったばかり。この先糸巻くんがどんな形で機捜のみんなをサポート出来るか楽しみです。制作陣の「今の、この2020年にお客様が見て満足するものを!」という意気込みに強く賛同し、エンターテインメントの底力、機動力をフルに活かしてお届けします。

■生瀬勝久
脚本家の野木さん、監督の塚原さん、このお二人に料理して頂きます! 麻生さんとのお芝居も楽しみです。のらりくらりやりますよ!

■平野文
驚きました。まさか、このような素晴らしいチームからお声がけをいただくとは。それこそ、「わたくしなんぞで、よろしいのでしょうか」。すると監督の塚原さんは、「私は『うる星やつら』の「ビューティフル・ドリーマー」を観て、この道に進もう、と決めたのです」。『うる星やつら』は、私の声優デビュー作品です。いただいた台本には、「あ。だからなのか!?」というようなシーンも・・・。そのうえ、このたびのお役は、実年齢をブンと上回る、ばーちゃんです。あれこれ、驚きました。監督からのリクエストは、思わず心配したくなるような、ばーちゃん。もちろん、声だけでの演技ではありません。メイクさんを始めとするスタッフ陣の職人技に、大いに助けていただきました。果たして・・・。あとは“塚原マジック”に委ねるだけ、だっちゃ、です!

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