俳優の濱田龍臣が主演する福岡放送開局50周年スペシャルドラマ『天国からのラブソング』が15日(15:00~16:55)に放送され、番組平均世帯視聴率は同時間帯1位となる10.2%をマーク(ビデオリサーチ調べ・北部九州地区)。Twitterでも「日本のトレンド」に入った。

  • 亡き祖父・光井浩(イッセー尾形/左)の映像とセッションする光井天星(濱田龍臣)=福岡放送提供

このドラマは、福岡の深夜番組『発見らくちゃく!』が発掘したある家族のエピソードをもとに、番組ができる過程を交えてドラマ化したもの。福岡・佐賀エリアのローカル放送にもかかわらず、Twitterでは「日本のトレンド」入りを果たす盛り上がりで、ネット上でも大いに話題となった。

視聴者からは、福岡放送に普段を大きく上回る意見が寄せられたといい、「2時間泣きっぱなしでした!」「涙がとまりません!」「久しぶりに涙を流しました」「おじいちゃんの明るさ、天星くんの真面目さ、そして何より、家族の温かさに、涙が止まらなくなり、最後は胸がぽかぽかしました」と、ドラマに感動したことを伝える熱のこもった投稿が多く見られた。

藤谷拓稔監督は「放送終了直後。家族の電話が、自分の携帯が、鳴る。鳴る。鳴る。そして、Twitterに届く皆さんからのコメント。次から次にとめどなく押し寄せる。今日放送してみて気づいた。どれほど多くの人たちに自分は支えられていたのか。涙が止まらない。君は一人じゃない!を伝えたくてテレビをやってきましたが、皆さんから『一人じゃない』って言われた気がします。人助け番組?支えられていたのは俺だったんだ。心から感謝します」とコメントしている。

同作は、BS日テレで20日(19:00~20:54)で放送され、全国でも見られる。